PLANT 決算/10~6月営業利益10.1%減、価格強化や商品ロス増加で
2025年07月28日 11:13 / 決算
PLANTが7月25日に発表した2025年9月期第3四半期決算によると、売上高723億1700万円(前年同期比1.3%減)、営業利益15億5700万円(10.1%減)、経常利益16億5600万円(9.4%減)、四半期純利益11億7300万円(7.1%減)となった。
既存店売上高は1.1%増も、前期に1店舗を閉店した影響で減収に。消費者の節約意識や価格競争が高まる中、客数回復を目指した価格強化や、積極的な商品製造・売場展開に伴いロスが増加した結果、利益面でも前期を下回った。
商品開発を強化し、総菜・ベーカリーなどの売上は伸長している。
だが、期間中の気温が上がり切らず、雑貨の夏物・季節品の動きが鈍かったという。前期の能登半島地震での防災用品需要の反動減もあった。
ガソリンスタンドは価格強化による利用客数増に加え、2024年8月に新設した志摩店ガソリンスタンドが寄与。売上が伸長するも、売上総利益率の低下の一因となっている。
販売費および一般管理費は合計で1.5%減。セルフレジ導入・増台効果等によ
り労働時間は低減した。減価償却費は前期の減損処理により減少している。
一方、精肉プロセスセンター、物流センター新設に伴い、備品購入費は増加。電気の単価アップに加え、冬季の気温が低かったことで電気料金が増加した。
通期は、売上高974億6500万円(1.1%減)、営業利益18億円(15.4%減)、経常利益19億円(15.5%減)、四半期純利益13億5000万円(269.2%増)を見込んでいる。
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