松屋フーズ 決算/3月期営業利益17.2%減、原価率上昇・減損損失8.5億円計上
2025年05月13日 10:23 / 決算
松屋フーズホールディングスが5月12日に発表した2025年3月期決算によると、売上高1542億2300万円(前年同期比20.9%増)、営業利益44億600万円(17.2%減)、経常利益51億4900万円(13.9%減)、親会社に帰属する当期利益21億8500万円(25.0%減)となった。
エネルギー費、各種調達価格の上昇等により、原価率は前期の34.2%から36.1%に上昇。一方、売上高の増加により、固定費の占める割合が低下したこと等により、販売費および一般管理費は、前期の61.7%から61.0%へと改善している。
グループが運営している店舗などの固定資産等の将来の回収可能性を検討し、減損損失8億5444万5000円を計上した。
新規出店については、牛めし業態80店舗、とんかつ業態11店舗、鮨業態6店舗、海外・その他の業態13店舗(うち海外FC契約3店舗)の合計110店舗を出店した。一方で、直営の牛めし業態9店舗、海外1店舗の合計10店舗については撤退し、連結会計年度末の店舗数はFC店を含め1365店舗(うち国内FC5店舗、海外23店舗)となっている。
業態別内訳としては、複合化による鮨業態からの牛めし業態への業態変更1店舗を実施。牛めし業態1106店舗、とんかつ業態195店舗、鮨業態17店舗、海外・その他の業態47店舗となっている。
新規出店を除く設備投資については、224店舗の改装(全面改装2店舗、一部改装222店舗)を実施したほか、工場生産設備などに投資した。
また、人材投資として、ベースアップ等の待遇改善に加え、オンライン研修サービス導入等の教育投資を展開したという。
次期は、売上高1713億円(11.1%増)、営業利益24億円(45.5%減)、経常利益32億円(37.9%減)、親会社に帰属する当期利益11億円(49.7%減)を見込んでいる。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。