クリエイト・レストランツHD 決算/3~8月増収増益、出店戦略・コスト管理奏功

2025年10月15日 10:46 / 決算

クリエイト・レストランツホールディングスが10月14日に発表した2026年2月期第2四半期(中間期)決算によると、売上収益832億400万円(前年同期比8.8%増)、営業利益49億4000万円(1.9%増)、税引前利益51億3200万円(16.1%増)、親会社に帰属する当期利益31億9500万円(0.1%増)となった。

クリエイト・レストランツ

 

既存店売上高の堅調な推移(2.5%増)や、コアブランドを中心とした戦略的な出店、グループ内リソースを最大限活用した業態変更および改装等が奏功したという。

利益面では、第1四半期より引き続きコメの価格高騰も含め原材料費の上昇があるものの、労働時間を中心とした人件費の適切なコントロールと販売価格の適正価格化の継続により、コスト増を吸収した。

持続的な成長を支える収益基盤の強化を目的として、6月に店舗の設計施工管理を担う機能子会社「FastWorks」を設立。これにより、設計施工マネジメント機能の内製化と取引先の集約を進め、コスト競争力の強化と出店スピードの向上を図る。将来的にはグループ外からの受注も視野に入れ、新たな収益源として育成していく。

グループの強みである多彩な食のブランドをさらに進化させるべく、7月には、創業160年の歴史を持つ老舗甘味処「紀の善」を神楽坂に復活開業。長年腕を振るってきた製餡職人とともに、伝統の「味」と「想い」を継承し、高付加価値ブランドとしてグループのポートフォリオに加わった。

さらに8月には、テイクアウト・中食需要の取り込みと新たな顧客層へのアプローチを目的として、ベーカリーブランド「mugi bagel(ムギベーグル)」を目黒に開業。「むぎゅもち」食感のベーグルで、多様なライフスタイルに新しい食の選択肢を提案しているという。

新規出店27、退店17、M&A5、業態変更10で、8月末のグループ総店舗数は1131店舗となった。

通期は、売上収益1650億円(5.5%増)、営業利益96億円(12.9%増)、税引前利益88億円(14.9%増)、親会社に帰属する当期利益58億円(3.7%増)を見込んでいる。

ウエルシアHD 決算/3~8月増収増益、デジタル化で生産性向上

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