流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





アスラポート・ダイニング/通期営業利益58.4%減、経常利益9割減

2009年05月13日 / 決算

アスラポート・ダイニングが5月13日発表した2009年3月期連結業績によると、売上高125億2500万円(前年同期比15.1%増)、営業利益1億800万円(58.4%減)、経常利益1200万円(91.1%減)、当期損失8億2600万円(前期は1億3500万円の当期利益)となった。

子会社であるプライム・リンクが展開する「牛角」では「牛角夏祭り」や「歳末大牛角」と題した全国キャンペーンを行った。「とりでん」では串焼き・釜飯・鶏ちゃん焼きに続き、手羽先を導入し、4大メニューとして打ち出し他店との差別化に取り組んだ。フーディアム・インターナショナルの「串特急」では宴会予約フリーダイヤルの電話回線増設やマイクロバスによる送迎などにより、宴会売上が好調に推移。

とり鉄の「とり鉄」では、高級薬膳食材として付加価値の高い「烏骨鶏(うこっけい)」を居酒屋価格帯で提供した。一方、北関東地区で直営店を中心に展開するゲンジフーズの各業態においては、ガソリン高などによる外食機会の減少や、主要食材である魚介類の価格高騰の影響を大きく受けたことと、店舗オペレーションの改善に遅れが生じ、取得当初に想定していた利益を見込めなくなったことから、のれんの減損処理を行った。

新業態については、プライム・リンクが「金の鶏銀の釜」を大宮駅前にオープン。プライム・リンクが培った経験・ノウハウにより、釜飯と串焼を中心に、鶏ちゃん焼きや手羽先など、食事メニューも充実させた居酒屋で、今後首都圏での展開に取り組んでいく。

2010年3月期の業績予想は、売上高128億円、営業利益2億6000万円、経常利益1億5000万円、当期利益8000万円を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧