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ベスト電器/主力の家電小売不振で当期損失1億1300万円

2009年01月20日 / 決算

ベスト電器が1月19日に発表した2009年2月期第3四半期決算によると、売上高は2809億4900万円(前年同期比7.5%減)、営業損失10億9300万円(前期は4億2500万円の営業損失)、経常利益10億9800万円(6億300万円の経常損失)、当期損失1億1300万円(3億9800万円の当期損失)の赤字決算となった。

同期の商品動向は、デジタル商品は好調だったものの、販売価格の下落と40型以上の大型構成比が低下し、金額ベースの伸びは鈍化した。パソコンなどOA商品はUMPCの販売量が伸長したが、A4タイプのパソコンの落ち込みをカバーするに至らなかった。出退店状況では、九州を中心に熊本県のはません店、福岡県のNew八女店など25店舗(内フランチャイズ店8店舗)を出店し、不採算店舗31店舗(内フランチャイズ店14店舗)を閉鎖した。

この他連結子会社の遊mixの5店舗を直営化し、期末店舗数は566店舗(直営店279店舗、フランチャイズ店287店舗)となった。

事業別業績では、家電小売業は競争激化や単価ダウンと、携帯通信とOA商品不振などで既存店売上高が不振だった。また不採算店舗の閉鎖などで売上高は2359億3800万円(8.7%減)、営業損失は10億7800万円(前期は営業損失7億5400万円)と低迷。家電卸売業は売上高371億6500万円(0.1%減)と横ばいで、営業利益は12億7800万円(5.2%減)となった

通期の業績予測は売上高3700億円(10.5%減)、営業利益3億円(41.1%減)、経常利益3億5000万円(3.3%増)、当期利益5億1000万円と減収減益が続く見通し。

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