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リンガーハット/営業利益5倍に

2010年04月09日 / 決算

リンガーハットが4月9日に発表した2010年2月期業績によると、売上高は323億8300万円(前年同期比8.5%減)、営業利益9億3400万円(481.8%増)、経常利益7億8300万円(前期は2900万円の経常利益)、当期利益5億2100万円(24億3400万円の当期損失)となった。

前期は、不採算店舗の大量閉店などにより大幅な損失となったが、当期は減収であっても増益を目指した結果、不採算店コスト削減や、人件費・販促費等のコストダウンはもとより、工場での内製化促進と生産性向上の取組みなど、徹底的なコストコントロールを実施した。

新規出店はテナント出店を中心に13店舗を出店、4店舗を閉店し、合計で557店舗(うちフランチャイズ店舗119店舗)となり、前期比で9店舗増となった。

前期の50店舗閉店による減収の影響が大きく、売上高は減少したが、グループ全店舗で野菜の国産化を実施した秋季以降、特に第4四半期の売上高が順調に推移し、全社的なコストダウンへの取組みも奏功した結果、増益を達成した。

セグメント別でみると、長崎ちゃんぽんの売上高は226億3100万円(19億8300万円減)、営業利益は8億5400万円(8億2300万円増)と減収ながら増益を達成した。とんかつ事業の売上高は94億400万円(7億2400万円減)、営業利益8億5100万円(1億7900万円減)となった。和食事業の売上高は2億100万円(800万円減)、営業損失は3100万円(前期は7900万円の営業損失)となった。

来期の業績は、売上高336億6000万円、営業利益11億円、経常利益10億円、当期利益6億8000万円の見通し。

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