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WDI/出店費用の膨らみと売上減重なり、営業損失1億2600万円

2008年11月17日 / 決算

ハードロックカフェなどを展開するWDIが11月12日に発表した2009年3月期第2四半期決算によると、売上高は101億2300万円(前期比3.8%増)、営業損失1億2600万円(前期は2億4900万円の営業利益)、経常損失1億3900万円(2億6200万円の経常利益)、当期損失1億円(9600万円の当期利益)と赤字転落となった。

同期は、明治生命館に世界3号店の「グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン」を出店、旗艦店舗のクラブレストラン「センチュリーコート丸の内」を六本木から移転した。また、三井アウトレットパーク入間に「ストーンバーグ」を、アトレヴィ田端に小型店舗「PASTA CAFEカプリチョーザ」をそれぞれ出店。

海外では、ステーキレストラン「Wolfgang’s Steakhouse By Wolfgang Zwiener」を米カリフォルニア州ビバリーヒルズに、「カリフォルニア・ピザ・キッチン」の海外直営1号店をグアムに出店した。フランチャイズ店舗の展開では、カプリチョーザを日本国内に3店舗、韓国に1店舗出店した。

しかし、これらの新規出店費用2億5600万円の計上と、高級業態などの新規店舗の売上高が想定以上に低迷していることに加え、米国の出店予定の3店舗の工事遅延が重なり、減益となった。

通期は特に業績予測値を修正していないが、増収減益は続く見込み。予測売上高は210億2300万円(4.8%増)、営業利益90億円(75.8%減)、経常利益700万円(96.7%減)、当期損失1億4700万円と更に減益幅が拡大する見通し。

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