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日本産業・医療ガス協会/EDIサービス開始

2014年12月31日 / IT・システム

日本産業・医療ガス協会(以下:JIMGA)は、産業ガスと医療ガスの受発注などの取引の電子データ交換(EDI)サービス「JIMGA-EDI」を提供開始する。

<JIMGA-EDIの概要図>
JIMGA-EDIの概要図

JIMGA会員企業は、EDIサービスの利用で、FAXで行っていた1件あたりのFAX通信費(約10円弱)が、1明細あたり0.35円に削減できるほか、注文書、納品書、請求書などの重要資料の紛失リスクや保管の手間を軽減することが可能となる。

産業・医療ガス業界における取引では、FAXによる受発注がいまだに主流であることや、先行してEDI化している企業においても、標準化された取引規格がないことから、各企業は取引先ごとにシステムを改修・調整する必要があった。

JIMGAはこうした背景を踏まえ、業界標準のEDIサービスを整備・提供することにより、業界全体の収益改善と業務効率化を実現する。

EDIを導入していた企業でも、商取引が共通化されることで、これまで取引先ごとに調整していた取引フォーマットを1つに統一化できるなど、移行によるメリットがある。

ガス業界特有の容器データの授受もEDIサービスで行えるため、容器管理システムとの連携も可能となる。

2月から各地域本部で、説明会を行い、パートナーの日立システムズの協力を得て、各会員企業向けの導入を支援する。

JIMGA-EDIは、日立システムズが自社のEDIサービス「REDISuite」を活用し、サービスの構築・運用を担当する。

これまでにRFタグを利用した容器管理システムの普及促進活動、薬事法や高圧ガス保安法等の関連法令の周知徹底と遵守の推進活動などを通じて、産業・医療ガス業界の発展をサポートしてきた。

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