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公取委/ホームセンター、ドラッグストアは納入業者への優越的地位の濫用多い

2010年05月27日 / 経営

公正取引委員会は5月26日、大規模小売業者と納入業者との取引に関する実態調査報告書をまとめ、ホームセンター、ドラッグストア、ディスカウントストアなどの業態で、前回調査と同様、依然として問題となるおそれのある行為が多く認められたと指摘した。

しかし、全般的には大規模小売業者の告示に対する理解が進み、納入取引の適正化に一定の効果が現れていると評価している。

公取委では、大規模小売業者の納入業者に対する優越的地位の濫用行為を規制する「大規模小売業者による納入業者との取引における特定の不公正な取引方法」を定め、違反行為に厳正に対処するとともに、違反行為の未然防止の観点から告示の普及啓発を行うなど、納入取引の公正化に取り組んでいる。

納入業者へ積極的に実態調査を実施することで、入取引の実態を把握し、是正措置をとってきたもので、前回の調査は2006年12月に調査報告書を出しているが、今回は昨年に大規模小売業者231社、納入業者1603社の回答をまとめたもの。

■大規模小売業者と納入業者との取引に関する実態調査報告書
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/10.may/10052602hontai.pdf

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