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楽天/エネルギー事業者のクレックスと業務提携を検討

2015年07月10日 / 経営

楽天とエネルギー事業者のクレックスは7月10日、家庭・法人事業者向けの電力販売に関する業務提携に向けて検討を開始すると発表した。

今後の提携にあたり、両社は簡易HEMS(ヘムス)などを活用し、クレックスのLPガス顧客に対して、電力、ガスと「楽天スーパーポイント」を組み合わせた新たなサービスの共同開発を検討する予定だ。

ヘムスとは、ホームエネルギーマネジメントシステム(Home Energy Management System)の略称で、センサーやITの技術を活用して、住宅のエネルギー管理を行うシステムを指す。主に、電気の使用状況の「可視化」や、住居内の機器制御を通じて省エネなど使用量の最適化を実現することが可能になると言われている。

今月からクレックスの関東圏における既存顧客を対象に、1万世帯のモニターを募集して顧客ニーズなどを調査し、新サービス開発につなげる。

今後、電力とガスの小売全面自由化がもたらす市場環境の変化に対し、エネルギー供給や保守を中心としたクレックスの顧客サービスと、楽天の技術力やポイントプログラムなどを掛け合わせて独自のサービスを提供することで、差別化やパートナー戦略を推し進めるという。

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