メルシャン/長野に新ワイナリー、2027年日本ワイン販売6.7万箱目指す
2018年09月06日 15:00 / 流通最前線トレンド&マーケティング
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メルシャンは9月8日、長野県塩尻市に「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリー」をオープンする。
9月5日マスコミ・関係者向け内覧会を行った。
シャトー・メルシャンの原料ブドウ産地の一つである長野県で、2018年9月に「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリー」(塩尻市)、2019年秋に「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー」(上田市)を新設する一環。
自社管理畑の拡大とともに、主要な自社管理畑の近くにワイナリーを設立し、ワインの製造能力を高める。
また、新規ワイナリー設立に合わせて、現在山梨県甲州市勝沼町にあるワイナリーは、「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」として、2018年6月に一部見学コースをリニューアルし、日本ワイン事業を強化している。
シャトー・メルシャン事業における「産地強化」「商品強化」「コミュニケーション強化」の3つの戦略軸を加速化させ、産地と連携したCSV活動に更に貢献するため、主要産地に3つのワイナリーを持つ体制とした。
3ワイナリー合計で、約6億円を投資する。新規ワイナリーを加えた3つのワイナリーを拠点とし、2027年に日本ワイン販売数量6.7万ケース、自社管理農地面積約76haを目指す。
2018年日本ワイン・シャトーメルシャン販売数量見込みは、「シャトー・メルシャン」ブランド2.7万ケース(前年比11%増)、日本ワイン計4.1万ケース(6%増)(1ケース=720ml×12本)。
「桔梗ヶ原ワイナリー」は、メルシャンの前身「大黒葡萄酒」が塩尻市に初めて工場を開設して80年を迎える節目の年に、世界品質のワイン造りと向き合うガレージワイナリー(小規模で高品質なワインを造るワイナリー)として、開設する。
1938年に開設した塩尻工場の内部をリノベーションし、歴史ある建物はそのままに、最新の設備を導入した。同工場でワインの生産が再開されるのは30年ぶり。
敷地面積は7392.86m2、製造棟(醸造棟・樽庫棟・包装棟)の面積は1023.51m2。
初年度(2018年度)仕込計画が約1000~1500ケース、2020年出荷開始を予定している。
「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー シグナチャー」(1万8000円)、「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー」(1万2040円)、「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー ロゼ(ワイナリー限定販売)」(3000円)を醸造する。
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