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サミット/12月に「川崎塩浜プロセスセンター」を稼働

2018年11月07日 15:30 / 商品

サミットは11月7日、川崎市に12月を目途に「川崎塩浜プロセスセンター」を稼働させると発表した。

<川崎塩浜プロセスセンターのイメージ>
川崎塩浜プロセスセンターのイメージ

鶏肉、豚肉を中心とした精肉のプロセスセンター(PC)を設置するもので、2020年3月末までに1日あたり5万パックの製造を目指す。

9月末時点の店舗数は東京80店、埼玉14店、神奈川14店、千葉4店、合計112店で、全店に、精肉部門の商品を供給する予定だ。

サミットでは、すぐ食べられる惣菜部門の強化を進め、惣菜部門の店内調理を推進している。一方で、慢性的な人手不足による人員の確保に課題があった。

竹野浩樹社長は、「当社の惣菜部門の強化策には非常に手ごたえを感じている。一方で人材の確保も課題となっている。精肉部門の店内作業を軽減することで、惣菜部門の人員の強化につなげたい」という。

これまで、サミットは基本的に精肉部門は店内加工による商品供給を主力としてきた。

今後、精肉部門は100%PC商品店舗、店内加工商品とPC商品のハイブリット店舗など店舗の売上高や立地に応じて、店舗ごとの運営を変更する予定だ。

竹野社長は、「現時点では、鶏肉、豚肉、ひき肉をプロセスセンターで対応し、牛肉やその他商品を店内加工とするハイブリット店舗が一番多くなると思う。100%PC供給店舗を含め3~4パターン程度の組み合わせ想定している」と述べた。

施設は京浜急行電鉄の子会社の川崎鶴見臨港バスが、「臨港バス塩浜営業所」として利用していた土地に、京急と臨港バスグループの臨港エステートが建設した。

建物は、羽田空港からも至近な川崎臨海部に位置する利便性の高い立地で、2018年11月中に竣工する予定だ。

住友商事グループの住商フーズが施設を借り受け、サミットは住商フーズからの転貸でプロセスセンターを開設する。

2階に住商フーズの精肉倉庫、3階にサミットの川崎塩浜プロセスセンターを配置することで、原材料の供給・保管・加工といった一連の流れを、住友商事グループで連携して効率化する計画だ。

プロセスセンターは自社運営で、11月7日付で伊藤真義商品統括付が川崎塩浜プロセスセンター長に就任した。

施設概要
所在地:川崎市川崎区塩浜2-12-1ほか5筆
アクセス:京急線「京急川崎」またはJR線「川崎駅」から
臨港バスで18分の「塩浜2丁目」で下車し徒歩1分
構造:鉄骨造地上3階建て
敷地面積:4894m2
延床面積:8274m2
設計施工:大和ハウス工業横浜支社

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