流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





イオン/消費税増税で中食強化PB「冷凍ミールキット」投入

2019年09月18日 14:40 / 商品

イオンは9月18日、全国の「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など約1800店舗で、シリーズ第2弾となる「トップバリュ フローズンCooKit」(フローズンクッキット)6品目を発売した。

<フローズンクッキットの売場>
フローズンクッキットの売場

軽減税率導入で、食料品の税率は8%に据え置かれ「内食需要」が拡大することに対応した新商品を投入するもの。

「フローズンクッキット」は、水や油、調味料などが不要で、1パックで材料が全てそろい、味付けまでできる冷凍ミールキットで4月に6品目を発売した。1日あたり450~470gで約2人前の量目で、税込861円均一で販売する。調理時間は約10分~15分程度に設定している。

今回、魚を使ったメニューとして、「白身魚の竜田揚げと花野菜のバジル炒め」「白身魚と野菜の甘酢あんかけ」を投入する。

また、たまごを用意しなくてもつくれる「親子煮」は、ごはんの上にのせて、親子丼として楽しむことを想定している。

そのほか、調理時間10分程度の商品で「チンジャオニウロウスー」「鶏肉と野菜の塩こうじ炒め」「豚肉と根菜のしょうが炒め」を追加発売した。

下ごしらえや調理に手間がかかる魚介素材や肉をメインとしながらも、野菜もとれてバランスよく、味付けも満足できる本格的なメニューに仕上げた。

既存商品は、「冷凍庫にストックできて便利」や「食材を余らせず無駄にしない」「手間もかからず味も本格的」など好評となっている。

「フローズンクッキット」シリーズは、第1、第2弾合わせて12品目となり、毎日でも使える豊富なバリエーションとなった。今後も、時間をかけずに食卓を彩るおいしい簡便商品や、糖質配慮型商品など、お客の多様なライフスタイルにあわせた商品の企画・開発を続けるという。

日本惣菜協会が発行した「2019年版惣菜白書」によると、内食の市場規模は2008年から2017年で比較すると14.9%増と伸長しており、市場規模は35兆円を突破している。

リクルートライフスタイルが実施した「2019年10月の消費税増税と飲食料品への軽減税率適用による、食生活に対する消費者意識調査」では、飲食時における税率8%と10%の差を気にする人は67.4%と結果も出ており、消費増税を踏まえてなるべく「外食などを控えて、自炊・内食」をしたいと考えるお客が増加する見込みだ。

関連記事

商品 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧