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冷凍食品/女性のヘビーユーザー4割超、弁当を作る男女が増加

2023年04月11日 11:10 / 商品

日本冷凍食品協会は4月11日、「冷凍食品の利用状況」の実態調査結果を発表した。

<冷凍食品の利用頻度>
冷凍食品の利用頻度

同調査によると、1年前に比べて冷凍食品を利用する頻度は、「増えた」のは男女とも約2割(女性21.1%、男性20.3%)。総じて、利用頻度はほぼ前年並みだった。女性の「毎日」と「週2~3回」を合わせたヘビーユーザーは4割超(43.2%)、平均頻度は週2.0回(前回1.9回)で、やや増加した。

購入の理由は女性では、「調理が簡単で便利だから」(78.0%)が最も多く、「おいしいと思う商品が増えたから」(54.5%)、「手ごろな値段だから」(30.3%)が続いた。男性でも、「調理が簡単で便利だから」(81.9%)がトップ。以下「おいしいと思う商品が増えたから」(48.0%)、「手ごろな値段だから」(40.9%)、「お弁当を作るようになったから」(23.6%)となっている。

また、「お弁当を作るようになったから」が、男女とも昨年より10ポイント程度増加(女性14.0%→25.8%、男性(3.8%→23.6%)した。

<お弁当を作ることの有無別利用頻度>
お弁当を作ることの有無別利用頻度

1年前に比べ、利用頻度が増えた冷凍食品は、女性は、「ギョウザ」(38.4%)、「冷凍野菜」(29.0%)、「うどん・そば・ラーメン(麺のみ)」(27.0%)、「スパゲティ」(21.4%)、「からあげ」(20.5%)、「ピラフ・炒飯」(19.4%)、「シューマイ」(16.8%)など。

男性は、「ギョウザ」(m「うどん・そば・ラーメン(麺のみ)」(24.2%)、「からあげ」(21.6%)、「ピラフ・炒飯」(21.3%)、「スパゲティ」(20.8%)、「うどん・そば・ラーメン(具・スープ付)」(20.5%)、「シューマイ」(20.3%)となった。

冷凍食品の購入場所は、女性は、「スーパーマーケット(店頭)」(93.0%)が圧倒的で、そのほかは「ドラッグストア」(29.5%)、「宅配サービス(生協など)」(18.5%)、「コンビニエンスストア」(15.1%)など。「宅配サービス」の利用は男性(4.1%)に比べて高くなっている。

男性は、「スーパーマーケット(店頭)」(90.6%)が圧倒的に多く、次いで「ドラッグストア」(35.3%)、「コンビニエンスストア」(25.3%)が続くが、「コンビニエンスストア」は女性より10ポイント高い。

さらに、食品の値上げによる各食材・食品の購入量の増減を聞いたところ、「冷凍食品」の購入が「減った」は2%台にとどまる(女性2.7%、男性2.1%)。一方、購入が「増えた」(同14.9%、16.5%)が、調査項目中、最も高かったという。

■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:冷凍食品を「月1回以上」利用している25歳以上の男女各625人
調査期間:2023年2月18日~2月19日
標本構成:スクリーニング調査(回答対象者を絞り込むための調査):有効回収1万人
本調査:有効回収1250人

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