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ヤフー、イオン九州/即時配達の実証実験再開「新しい生活様式」対応

2020年05月20日 15:52 / EC

ヤフーとイオン九州は5月20日、緊急事態宣言を受けて停止していた、福岡県天神エリア限定の即時配達サービス「PayPayダッシュ」の実証実験を、同日再開した。

実証実験では、ユーザーは「PayPayダッシュ」のアプリ上で配達先を指定して、お弁当やパン、飲料、お菓子などの商品を注文すると、最短30分で商品を受け取れる。

「PayPayダッシュ」の配達員は注文を受けた後、イオンショッパーズ福岡店で該当商品をピックアップし、自転車で商品を配達先に届ける。

支払いは、商品受け取り時にユーザーの「PayPay」アプリ上で行う「PayPay」決済、または商品注文時に「PayPayダッシュ」のアプリ上で行うクレジットカード決済のいずれかを選択できる。

<PayPayダッシュ>
PayPayダッシュ

実証実験の再開にあわせて、5月20日から5月31日までの間、アプリでの購入時に商品価格を20%OFFとするクーポンコードを期間限定で提供する。

新型コロナウイルスの新規感染者数が限定的となり、対策の強度を緩められるようになった地域における、日常生活の中での感染拡大防止の実践例を厚生労働省が示した「新しい生活様式」では、デリバリーや電子決済の利用が推奨され、今後も即時配達サービスの需要は拡大する見込みとなっている。

実証実験の再開に際し「PayPayダッシュ」では、需要の拡大やユーザーの要望を踏まえ、配達圏を博多駅前や博多南をはじめ複数のエリアに拡大した。

配達圏は、福岡県西鉄福岡(天神)駅付近の一部地域。今回、住吉、博多駅前、美野島、博多南、清川、桜坂、白金、高砂、六本松を新たな配達エリアに加えた。

3月16日から4月4日まで実施した「PayPayダッシュ」の実証実験では、ランチタイム時のおにぎりや弁当などの購入や日中の菓子などの購入が多く見られた。

これらの結果を踏まえ、弁当の種類の増加、サラダや惣菜、野菜などを追加するなどし、商品数を従来の約150種類から約330種類に増やし、さらなる顧客拡大を目指す。

取扱商品は、弁当、おにぎり、パン、サラダ、惣菜、野菜、カップ麺、飲料、菓子、調味料など。送料は、注文状況により変動する。

商品購入時の最低注文金額を設けない「1商品から運んじゃうキャンペーン」を実施する。実証実験の終了時期は未定となっている。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、配達員の検温や体調管理に加え、手洗い、うがい、アルコール消毒などの対策を引き続き徹底する。

ヤフーとイオン九州は実証実験により、実店舗から配達先のラストワンマイルの即時配達ニーズを把握するとともに、ニーズにあわせた取扱商品の拡大など、さらなる買い物体験の向上に努める。

■PayPayダッシュ
https://paypaydash.yahoo.co.jp/campaign/start/

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