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イオンリテール/本州14店でドライブスルー受け取り実施

2020年05月20日 18:22 / EC

イオンリテールが、ドライブスルーを活用したイオンネットスーパーの商品受け取りサービスを拡大している。

<ドライブスルーの実施店舗例(イオン大和郡山店)>
ドライブスルーの実施店舗例(イオン大和郡山店)
写真提供:イオンリテール(以下同じ)

5月18日現在、東北を除く本州の「イオン」14店でドライブスルー受け取りを実施。イオンスタイル水戸内原、イオンスタイル高崎、イオン小山店、イオン太田店、イオン羽生店、イオンスタイルレイクタウン、イオン東久留米店、イオン新潟西店、イオン長岡店、イオンスタイル高岡南店、イオン熱田店、イオンスタイル津南、イオン大和郡山店、イオン広島祇園店がドライブスルーに対応する。

イオンネットスーパーでは、2018年11月9日にオープンした「イオンスタイル津南」(三重県津市)で、実験的に、ドライブスルーによる商品受け取りを導入した。イオンリテールは、北海道、東北、九州、沖縄を除くエリアで、総合スーパーを展開している。

<ドライブスルーの概要>
ドライブスルーの概要

今回、新型コロナウイルス感染症拡大によるネットスーパーのニーズの高まりを受け、より多くの人に、ネットスーパーでの買い物の便利さを提供するため、ドライブスルー対応店舗を拡大した。

5月1日から開始した「イオン羽生店」(埼玉県羽生市)、「イオン小山店」(栃木県小山市)、「イオン熱田店」(名古屋市)を皮切りに、エリアや店舗を順次、拡大している。

近畿地区では、5月15日から「イオン大和郡山店」(奈良県大和郡山市)からドライブスルー受け取りを開始した。

ドライブスルーの受け取り場所は、店舗によって異なるが、大和郡山店では、ドライブスルー専用駐車場を設置した。

<イオン大和郡山店のドライブスルー専用駐車場>
イオン大和郡山店のドライブスルー専用駐車場

ネットスーパーの利用拡大に伴い、自宅への配送では運送できる便数に限界があり、タイムリーに商品を配送できない場合もあった。

一方で、ドライブスルーを含む店頭受け取りであれば、より多くのお客の注文を受け付けることができる。店内の混雑緩和も必要な中で、店頭受け取りであれば、店内滞在時間を削減することもできる。

また、「自宅ではなく店舗で受け取りたい」といったお客も安心して商品を受け取れ、安心して商品を受け取れるという。現在、ネットスーパーの「店舗受け取りサービス」は44店で実施している。

イオンネットスーパーの主な利用客層は、30~50代の共働きや子育て世帯で、ドライブスルーも同じ客層をターゲット層としている。「配送の待ち時間なく受け取りたい」「人との接触を減らしたい」といったお客の利用を想定している。

ネットスーパーの店頭受け取りサービスの利用料金は無料となっている。

受け取り時間は、例えば、イオン大和郡山店では、当日10時までの注文で、当日15時~18時に受け取ることができる。注文は前々日の15時から受け付けている。

イオン羽生店では、1日2回の受け取り時間帯を設定。当日9時までの申し込みは12時~15時の受け渡し、当日9時~12時までの申し込みは15時~18時の受け渡しとなっている。

<イオン羽生店の受け渡しの様子>
イオン羽生店の受け渡しの様子

今後のドライブスルーの導入については、新型コロナウイルス感染症の動向を見極め、お客の声を聞きながら検討していきたいという。

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