流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





エアークローゼット/日本郵便と連携開始、返却拠点に3万3600カ所増加

2023年08月30日 12:50 / EC

エアークローゼットが運営する月額制ファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット)」は8月30日、日本郵便が提供する「e発送サービス 宛先ご指定便」を導入したと発表した。これにより、全国の約3万3600カ所の郵便局・ローソンが返却拠点に追加され、これまで以上にファッションレンタルサービスを手軽に利用できるようになった。

<拠点拡大の告知>

「airCloset」は今回の連携により、ヤマト運輸・佐川急便・三菱商事(SMARI)・CBcloud(Scatch!)・日本郵便とのサービス連携が完了し、配送・返却方法が拡充したことで、忙しい毎日の中でもより使いやすくなった。

<airClosetの受取・返却>

洋服をシェアリングする循環型ビジネスである「airCloset」では、発送に加えて返送が必ず発生する。そのため、創業当初から物流専門チームを設けて、商品を個品単位で管理し還流・再生して何度も回転させる「循環型物流」の仕組みを構築してきた。

また、これまでも物流領域において、さまざまな取り組みを行ってきた。2017年にヤマト運輸のEC事業者向けAPIの国内初の導入、2019年にRFIDを活用したアイテムの個品管理を導入、さらに2021年には自社開発したWMS(倉庫管理システム)の運用を開始した。

このように進化を続けている、エアークローゼット独自の循環型プラットフォームは、物流チームとエンジニアを中心としたテックチームが一から作り上げている。そして、プラットフォームの改善をスピーディーに実行するため、メインシステムを内製化している。今後は、循環型プラットフォームの外部提供を通して、市場におけるサブスク/シェアリングサービスの拡大に貢献する。

<airClosetの仕組み>

現在、働き方改革関連法によって2024年4月1日以降、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生する「物流2024年問題」により、今後物流の輸送リソースが不足することでサービスの配送遅延が予想されている。その中で、エアークローゼットは複数の配送会社と連携することが、「物流2024年問題」によるリスクの分散として有効であると考えている。

また、「airCloset」では早朝深夜帯の時間指定や自宅に加えてコンビニ受け取りも可能なため、配送時の不在配送の減少を実現し、社会的に課題となっている「再配達問題」の解決にも貢献したいという。

エアークローゼットは、スタイリストがお客に似合う洋服を選ぶ「パーソナルスタイリング」を通して、全国の女性へ新しいファッションと出会える体験を提供している。また、独自に構築した循環型プラットフォームを活かし、商品を試してから購入できるメーカー公認月額制レンタルモール「airCloset Mall(エアクロモール)」等複数のサービスを運営している。エアークローゼットは、モノを循環させるシェアリングを軸に、“サステナブルでワクワクする良いモノとの出会い”を届けるという。

■月額制ファッションレンタルサービス『airCloset』
https://www.air-closet.com/

■メーカー公認月額制レンタルモール『airCloset Mall』
https://mall.air-closet.com/

■エアークローゼットの関連記事
エアークローゼット/住友商事と業務提携、サーキュラーエコノミー推進

関連記事

EC 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧