特許庁/動画で商標制度解説「商標拳~ビジネスを守る奥義~」
2020年01月22日 16:30 / 行政
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特許庁は1月21日、商標制度の普及啓発を目的とした動画及び特設サイト「商標拳~ビジネスを守る奥義~」を公開した。
特に中小企業に対して、商標制度について無関心であることの経営リスクについて気付いてもらい、商標制度に関心を持ってもらうことを目指す。
動画では、模倣品の被害に遭い窮地に陥る一企業の社長が、「商標拳(権)」を会得しニセモノを製造する悪徳模倣品業者に立ち向かうストーリーを公開する。
特設サイトでは、商標制度の理解浸透を図るため、商標権の基礎知識や商標権を活用した好事例とともに、無料で専門家に相談できる「知財総合支援窓口」などを紹介する。
国内の中小企業数は、およそ358万と全企業数の99.7%以上を占めるが、その内、2018年に商標出願した中小企業は約3万者と、わずか0.8%にとどまっている。
特許庁では、2018年8月から、デザイン思考を用いた行政サービスの改善に取り組んでいる。
デザイン経営のプロジェクトの国内サービス・ブランディングチームは、中小企業ヒアリングを通じて、商標権にまで手が回らない者や無関心な者もおり、それらの人々に対して積極的なアプローチができていないことが大きな課題となっていることを確認した。
そこで、「商標権はビジネスの基本」「商標権を知らずにビジネスをすることは経営上の大きなリスク」というメッセージを普及させることを目指し、動画と特設サイトを公開するという。
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