公取委/下請法違反でシャトレーゼに勧告、商品の受領拒否などで
2025年03月27日 16:51 / 行政
公正取引委員会は3月27日、下請法違反(受領拒否の禁止など)でシャトレーゼに勧告を行った。
シャトレーゼは製造を委託している洋菓子の包装資材や原料について、受け取る日を経過しているにもかかわらず一部を受領せず、下請事業者に無償で保管させていた。
該当する下請事業者は11社で、受領していない商品の総額は2024年12月30日時点で約2383万円相当。
勧告では、受領を拒んでいる商品を受け取ることや、受領できない場合は商品の代金を支払うこと、保管にかかる費用を支払うこと、下請法の順守体制を整備することなどを命じている。
シャトレーゼの古屋勇治社長は「当社の下請法に関する知識の不足、並びにリスクの抑制・モニタリングの不備に起因するものと大変重く受け止めている」とコメント。その上で「より一層のコンプライアンス強化に取り組んでいく」としている。
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