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ベイシア/レジ混雑予測の実証実験、人手不足に対応

2017年11月16日 13:10 / IT・システム

OKIは11月15日、流通小売業界に向け、IoT(Internet of Things)の画像センシング技術と人工知能(AI)・アナリティクス技術を活用した店舗業務改善支援ソリューション「VisIoT(ビショット)」の提供を開始した。

<流通業界を取り巻く課題>
流通業界を取り巻く課題

「VisIoT」は「集める」「見える」「改善する」をコンセプトとして、店舗内のヒト・モノ・コトのデータをIoTにより収集・見える化し、AI・アナリティクス技術を用いたデータの分析・活用によりさまざまな課題を解決して店舗の業務改善を支援する。

<「レジ適正台数見える化」「レジ混雑予測」の概要>
「レジ適正台数見える化」「レジ混雑予測」の概要

ソリューションの第1弾となる「レジ適正台数見える化」、「レジ混雑予測」の2サービスの販売を開始し、レジ周り業務の効率化と顧客満足度向上の同時実現を支援していく。

<「レジ適正台数見える化」「レジ混雑予測」のシステム構成図>
「レジ適正台数見える化」「レジ混雑予測」のシステム構成図

「レジ適正台数見える化」は、店舗に設置する画像センシング技術を搭載したOKIの映像IoTシステム「AISION(アイシオン)」とOKIのマネージドクラウド「EXaaS(エクサース)」上に実装されたOKI独自のAI・アナリティクス技術を用いて、レジの待ち人数を認識してPOSデータとも連携。

レジ開閉のムダ・ムラを見える化し、適正なレジ開閉台数を日毎・時間毎に把握できるようになる。 また過去実績から推奨レジ開局台数を想定し、スタッフのシフト計画最適化をサポートする。

「レジ混雑予測」は、来店者の属性情報と買い物時間を認識することでレジへの到達人数を予測、適正なレジ開閉台数を逐次算出。管理者のスマートフォンに通知する機能を有する。

熟練者でなくても通知内容に従うだけで、混み始める前の最適なタイミングでレジの開局指示が行えるようになり、レジの混雑を事前に防ぐことで顧客満足度の向上に寄与する。

また、混雑する時間だけレジ要員を増やすなど、要員の適正配置により、店舗全体の人時生産性向上を支援する(同社測定:レジ8台の店舗で、10%以上の人時生産性向上を実現)。

同サービスはベイシアとの共創により開発を行い、2016年4月からベイシア三好店で実証実験を行い、効果を測定している。

ベイシア執行役員 流通技術研究所長の重田賢司氏は、「OKI様の店舗業務改善支援ソリューションVisIoTが販売開始されることを心より歓迎いたします。VisIoTのレジ混雑予測は流通小売業のレジ周りの課題解決を行うために、OKI様の技術とベイシアの知見を用いてソリューション開発を共創で行い、現在ベイシア三好店で実証実験を行っています。VisIoTにより流通小売業の様々な課題が解決され、今後のビジネスがより一層拡大することを期待しております」とコメントしている。

■販売計画
販売価格:個別見積もり
販売開始:2017年11月15日
提供開始:2018年1月31日
販売目標:2019年度末までに累計20億円/2022年度末までに累計50億円
http://www.oki.com/jp/visiot/
問い合わせフォーム
https://www.oki.com/cgi-bin/inquiryForm.cgi?p=183j

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