流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





サブウェイ×OKI/AIで「メニュー選択の迷いを解消する実験」

2021年08月03日 15:30 / IT・システム

OKIと日本サブウェイは8月2日、サブウェイ渋谷桜丘店において、OKIの「AIを用いた感情推定技術(以下:感情AI技術)」を活用した「提案型注文システム」の実証実験を開始した。

<AIで「メニュー選択の迷いを解消」する>
AIで「メニュー選択の迷いを解消」する

実験は、顧客の興味・関心が高そうな「オススメ」メニューを提案して、注文時の迷いを軽減する機能の有効性と、店舗における接客業務の効率化、さらにウィズコロナ時代に求められる非対面・非接触操作による注文の有用性を検証するもの。

実験期間は8月2日~6日。

感情AI技術は、深層学習(ディープラーニング)を用いて、人の自然な表情、振る舞いから潜在的な感情を推定する技術。「提案型注文システム」は、OKIの接客支援ミドルウエア「CounterSmart」に搭載した感情AI技術の1つである「興味・関心推定技術」を用い、セルフ注文端末のカメラから得た表情データと視線センサーから得た視線データから、独自のアルゴリズムにより、顧客の興味・関心が高そうな「オススメ」メニューを提案して、顧客の注文をサポートする。

メニュー選択の迷いを解消することに加えて、注文のしかたがわからないことによる顧客の焦り、緊張の緩和、さらには、注文時間の短縮とスムーズな注文による店舗スタッフの生産性向上とストレス軽減などが期待できるという。

実証実験では、サブウェイの実店舗において、実験に同意した顧客が実際に注文し、その使用感をアンケートにより収集して、サブウェイの注文スタイルに不慣れな顧客でも容易に、かつ非接触操作で安心して注文ができるかを検証する。また、一人あたりの接客対応時間の短縮など、効率化も実証実験する。

OKIは、注文を完全に自動化した端末において、視線入力、音声入力などを組み合わせた非接触対応を実現することにより、ウィズコロナ時代における感染症予防の「新常態」に適応した新しい接客サービス提供を目指す。

<CounterSmart~安全で便利な店舗接客を支援するミドルウエア>

■問い合わせ先
OKIイノベーション推進センター UX技術研究開発部
問い合わせフォーム:https://www.oki.com/cgi-bin/inquiryForm.cgi?p=188j

関連記事

IT・システム 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧