キャッシュレス化でも残る現金管理業務/現金カウンターでレジ点検精算作業を効率化
2018年06月07日 13:39 / IT・システム
- 関連キーワード
- キャッシュレス
クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済が浸透しているが、普及率は2割程度と言われ、まだまだ現金決済が主流となっている。
一方で、飲食・小売店舗での人手不足は深刻で、スタッフの作業負担を減らし、いかに店舗オペレーションを効率化するかが課題となっている。
作業負担を減らす一つの取り組みとして、現金を取り扱うレジ点検精算作業にも注目が集まっている。
例えば、レジ2台で1日5回現金をカウントする店舗の場合、1回のカウントに4分かかるとすると、1日あたり40分が現金のカウント作業となっている。
アルバイトの時給が950円とすると、1日あたり633円のコストを現金カウントに費やすことになる。そこで、現金カウンターを導入する店舗が増えているという。
現金カウンターを提供しているテラーメイト・ジャパンによると「現在、日本全国約2万店で現金カウンターが採用されており、いまも採用店舗は増え続けている」という。
テラーメイト・ジャパンの川崎安史氏は、「キャッシュレス化が進めば店舗での現金による支払いも少なくなるが、レジ内に現金がなくなるということはないだろう。とはいえ、現金の比率が減る時代では現金管理のために高額な製品を導入するのは有効な手とはいえない。そこで、低コストで導入してシンプルに運用できる現金カウンターの費用対効果の高さがメリットとなってくる」と語る。
実際に、国内全店舗で現金カウンターを導入して業務の効率化を実現している「Francfranc(フランフラン)」では、レジ点検作業にかかる時間が半分になり、接客などのより重要な作業に時間をあてることができたという。
■キャッシュレス化の進む今、低コストでレジ周り作業を効率化!
https://news.mynavi.jp/kikaku/20180606-630683/
※本稿は、マイナビニュース提供の記事に基づき作成。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。