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ソフトバンク、ヤフー/新スマホ決済サービス「PayPay」今秋開始

2018年07月30日 13:30 / IT・システム

ソフトバンクとヤフーの合弁会社であるPayPay(ペイペイ)は2018年秋、バーコードやQRコードを使って決済ができる新たなスマホ決済サービス「PayPay」の提供を開始する。

「PayPay」の提供に当たっては、ソフトバンク・ビジョン・ファンドのポートフォリオカンパニーで、インド最大の決済サービス事業者であるPaytmと連携し、同社の顧客本位のテクノロジーを活用して日本におけるスマホ決済を構築しサービスを拡大する。

日本は、現金(紙幣・貨幣)で支払う習慣が根強く、現在のキャッシュレス決済比率は20%にとどまる。

政府がキャッシュレス決済比率を2025年までに40%、将来的に世界最高水準の80%にすることを目指してキャッシュレス化を推進する中、ソフトバンクとヤフーは日本のキャッシュレス決済の普及を促進。

利用者と加盟店の双方に利便性の高いサービスを実現するため、2018年6月に合弁でPayPayを設立し、今秋から「PayPay」を提供する。

なお、連携するPaytmは、インドでデジタル決済のエコシステムをリードし、バーコードやQRコードベースのテクノロジーを開発している。

3億人以上のユーザーと800万の加盟店にシームレスなモバイル決済サービスを実施している。

同サービスは、クレジットカード、電子マネーの2種類から支払い方法を選択できる。

店舗側が、レジ付近などに提示したQRコードをユーザーがアプリで読み取る方式(ユーザー読み取り方式)と、ユーザーが提示したバーコードやQRコードを店舗のレジでスキャンする方式(店舗読み取り方式)の2つを提供。

加盟店は、ユーザー読み取り方式は、QRコードを店舗に掲示するだけで、大きな負担なく低コストで簡単に導入できる。さらに、店舗側が負担する決済手数料を開始から3年間無料をする。

PayPayとソフトバンク、ヤフー、Paytmは、ソフトバンクや口座数4000万超の「Yahoo!ウォレット」の顧客基盤を活用した利用者を拡大。

ソフトバンクが持つ営業ノウハウを生かした加盟店の獲得、Paytmの技術を活用した利便性の高いサービスの開発を進め、スマホ決済におけるユーザー数ナンバーワン、加盟店数ナンバーワンのサービスを目指す。

なお、「PayPay」の提供開始に伴い、現在ヤフーが提供している「Yahoo!ウォレット」のスマホ決済機能は、今後提供を終了(時期未定)し、「PayPay」とYahoo! JAPAN IDを連携させ、「Yahoo! JAPAN」アプリから「PayPay」の機能を利用できるようにする。

利用可能店舗は、全国チェーンの店舗から、各地域の小規模店舗まで幅広く利用できる計画。

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