タブレット付きカート/利用者の購買金額40%、商品点数37%増加
2019年06月20日 11:50 / IT・システム
タブレット付きショッピングカート「ショピモ」を展開するマーケティング・グラビティはこのほど、ショピモ導入店舗での利用実績を公表した。
ショピモは、ショッピングカートに取り付けたタブレット端末から買い物中の消費者に、特別クーポン・店舗オススメ情報・店内マップ・レジ待ちアンケートなどの各種コンテンツを配信し、便利で楽しくオトクな、従来に無い全く新しい買い物体験を提供するマーケティング支援サービス。
サービスは三井物産が独自開発し、2016年11月からイトーヨーカドー、コープこうべの一部店舗で実証実験を行い実用化した。
大手食品メーカーや日用品メーカーなど計40社以上が、商品の販促支援に向けて参加している。
マーケティンググラビティによると、ショピモ利用者と非利用者の購買金額と購買商品点数を比較したところ、ショピモ利用者は購買金額が40%、購買商品点数が37%増加した。
店内回遊時間増加により、購買金額・商品点数がアップしたもので、ショピモがあることで来店動機を作り、ロイヤルカスタマー化を図ることも期待できるという。
利用者に対するアンケート調査では、ショピモに掲載したクーポン、チラシ、レシピを閲覧後、買うつもりがなかった商品を買ったことがあるかという質問に対して61%が買ったことがあると回答した。
ショピモクーポン対象商品を購入した人のうち、過去3カ月間にその商品を購入していない人を新規購入者として捉えた新規購入率は87%になったという。
現在、ショピモは、イズミ、オークワ、綿半スーパーセンターで利用されており、43店約1000台が稼働している。
ハウスカード、ポイントカードと連携できることが特徴で、会員利用率の高いチェーンでの利用が効果的だという。
現在、ショッピングカートの利用率が高く、カート台数が不足するケースが発生しているため、スマートフォンアプリへの展開も検討している。
マーケティング・グラビティでは、ショピモを活用し、より顧客一人一人にあったマーケティング支援を行っていきたいという。
■ショピモ
https://www.shopimo.jp/
■問い合せ
マーケティング・グラビティ
contact@marketing-gravity.com
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