流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





NEC/ローソンの深夜省人化実験に入店管理システム、セルフレジ提供

2019年08月22日 17:20 / IT・システム

NECは8月22日、ローソンが実施するスマート店舗(深夜省人化)実験において、入店管理システム、セルフレジなどを提供すると発表した。

<セルフレジを導入>
セルフレジを導入

昨今、小売業では、従業員の人手不足の問題が重要な課題となっている。NECは、ローソンが8月23日午前0時より約半年間実施するローソン氷取沢町店(横浜市磯子区)でのスマート店舗(深夜省人化)実験に協力。QRコードでの顧客確認、映像解析技術を用いて人の識別を行う入店管理システム、自動釣銭機能が付いた完全セルフレジ、店舗内カメラを用いたクラウド型カメラサービスを提供する。

具体的には、実験店舗の自動ドアの横に入店管理機器を設置し、顧客確認後に自動ドアが開く仕組みを採用。顧客は、事前にローソンアプリに登録し、店舗の入店管理機器でアプリ上に表示されるQRコードを読み取るか、近隣の顧客向けに事前に発行する入店カードのQRコードを読み取ることで入店可能となる。

また、QRコードを持っていない場合、入店管理機器に搭載されたカメラで顔を撮影し、顔認証AIエンジンを用いた映像解析技術により人の顔と識別されると入店できる。

入店管理システムに加え、自動釣銭機能に対応した完全セルフレジを設置。見守り用途として、店舗内に新設した360度見渡せるドーム型ネットワークカメラなどを用いて店舗状況の確認が可能なクラウド型カメラサービスを提供し、利便性向上と安全・安心な店舗運営の実現に貢献していく。

今後ローソンが実施する実験期間中の検証、取り扱い商品の拡大、システム改修や運用方法の見直しを継続的に支援する予定となっている。

■問い合わせ先
NEC 第一リテールソリューション事業部
info@1rs.jp.nec.com

■ローソンの実験店舗概要
店舗名:ローソン氷取沢町店
住所:神奈川県横浜市磯子区氷取沢町425-1
実験期間:2019年8月23日午前0時から約半年間
スマート対応(深夜省人化)時間帯:午前0時~午前5時
販売・取扱い不可:たばこ、酒類の免許品、カウンターファストフーズ、切手類、収納代行やチケット発券など、店員による対応が必要な商品・サービスを除く商品
決済方法:「ローソンスマホレジ」、「完全セルフレジ」
入店管理方法:QRコード認証(ローソンアプリ、入店カード)、顔撮影(撮影し人の顔を識別)
店員配置:1名はバックヤードで勤務(今後、店員を配置しない営業も実施予定)

関連記事

IT・システム 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧