トライアル/福岡・佐賀60店「スマートストア化」AIカメラ活用
2019年11月25日 15:40 / IT・システム
トライアルホールディングスは11月22日、福岡県・佐賀県の既存店60店を約2年でAIカメラなどを導入したスマートストア化すると発表した。
同日行われたフクシマガリレイ「リテールAIショーケース」完成披露会で、トライアルグループでAIカメラなどリテールテックを担当するRetail AIの永田洋幸社長が明らかにしたもの。
トライアルグループのスマートストアは、Retail AIが独自開発した、小売に特化した「リテールAIカメラ」、電子値札、セルフ会計システム付のレジカート、サイネージを導入した新型店舗。今回、フクシマガリレイと冷蔵ケースに「リテールAIカメラ」を組み合わせた「リテールAIショーケース」を共同開発し、今後、同ショーケースの導入も行う。
Retail AIの永田社長は、「AI・ITを活用し、既存店をスマートストア化することにより、顧客利便性向上、スタッフの補充作業の軽減、欠品防止を図る。他業種と連携することで、今後、店舗の改善のために必要な情報収集の拡充、情報分析の精度を上げ、テクノロジー活用でより選ばれる店舗づくりに貢献していく」と説明した。
「リテールAIカメラ」は、店内・棚前の顧客の買物行動の分析、棚の欠品の有無、コンディションの監視などができる。欠品が一定以上となると、アラートをバックヤードに送り、販売機会ロスを減らす。
トライアルでは、2018年2月に初のスマートストア「スーパーセンタートライアル アイランドシティ店」を、同年12月、夜間無人運営可能な「トライアル Quick 大野城店」をオープン。2019年4月19日リニューアルした「メガセンタートライアル新宮店」では、「リテールAIカメラ」を1500台設置している。
11月現在、上記3店以外の店の売場にもAIカメラを設置し計12店2250台、セルフ会計システム付のレジカート計17店1700台を導入している。
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