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アシックスウォーキング/直営70店舗で「Shopらん」導入、売場見える化

2021年04月22日 13:30 / IT・システム

ドリーム・アーツはこのほど、アシックスジャパンが運営する「アシックスウォーキング」の国内全国直営70店舗にて、2019年7月より利用している多店舗オペレーション改革を支援するクラウドサービス「Shopらん(ショップラン)」に関する事例を公開した。

<Shopらん利用のイメージ>
Shopらん利用のイメージ

「Shopらん」は、多店舗企業の本部・店舗間コミュニケーションに特化したクラウドサービス。イトーヨーカ堂、エディオン、すかいらーくなど幅広い業種・規模で採用され、導入店舗数約3万9000店・利用人数約53万人(海外含む)となっている。サービス基盤として日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を採用し、利用規模の変化やコンテンツの増加にも柔軟に対応できる環境を実現している。

アシックスジャパンでは新型コロナウィルス発生により、本部や営業担当のスタッフは感染症拡大防止の観点から、リモートワークが原則となり、営業の店舗訪問回数が大幅に減少した。

それにより店舗状況を視覚的に把握することや、適切な指示を出すことが困難な状況が発生し、売場の改善が遅延することで機会損失など売上を低下させる要因になることが考えられていた。

その危機感から、「Shopらん」によってリモートで売場状況を「見える化」できる仕組みづくりに取り組んだ。

今回、「Shopらん」で構築した仕組みでは、これまでの運用では実現が難しかった全国エリア店舗が週次で報告した売場写真が一覧化されるようになった。

この仕組みによって、本部、営業スタッフがリモートワーク中心で店舗訪問が不可能な状態でも、各店舗の売場レイアウトなどの状況を遠方からも一瞬で確認できるようなった。店舗スタッフにとっても自店舗以外の売場状況が「見える化」できたことで、他店舗のよい取り組みなども意識しながら売場づくりに取り組むことができているという。

リモートで状況が「見える化」できたことで、その先の分析・改善活動の促進にも繋がり、本部・店舗ともに売場改善に関する社内提案が以前よりも増えた点も、良い効果として評価されている。市場動向を意識した売場報告が可能な百貨店への利用拡大にも期待されている。

アシックスジャパンの仁賀谷 伸彦 ウォーキング事業部 事業部長は、「アシックスウォーキングでは店舗での接客や提供サービス以外にも、ECサイトのコンテンツ強化やIoTと組み合わせた製品の提供などさまざまな施策にて顧客満足度の向上を目指しています。DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれる今、IoTやAIといったデータ分析が注目されがちですが、『お客さまの声』というアナログ情報なしに効果的な施策の実現はできません」。

「製品や提供サービスに対するフィードバックや製品の見せ方などのヒントとなる、売場づくりの仕方やリアルな『お客さまの声』の多くは現場から集まります。『Shopらん』による、売場の『見える化』を通じて得られた情報を活用し、より高い顧客満足度を実現する施策の検討・実行を進めていきたいと考えています」とコメントしている。

■詳細はこちら
https://shoprun.jp/news/press-release/press20210406/

■Shopらんについて 
https://shoprun.jp/

■問い合わせ先
ドリーム・アーツ
所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー 29階
協創パートナー推進本部 
広報担当:橋本
TEL:03-5475-2502・080-5475-4450 
E-mail:pr@dreamarts.co.jp

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