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パルコ/渋谷・池袋・心斎橋店休業で越境ライブコマース活用

2021年04月28日 14:50 / IT・システム

パルコは5月1日~11日、渋谷パルコ、池袋パルコ、心斎橋パルコの対象ショップにおいて、中国国内向けにライブコマースを実施する。

<過去パルコで実施した越境ライブコマース>
過去パルコで実施した越境ライブコマース

パルコは、これまでインバウンド需要が臨めない中で「いかに売上創出を実現するか」「いかにインバウンドとのつながりを継続するか」という目的のもと、ライブコマースを行ってきた。

3回目となる緊急事態宣言の発令受け、休業対象となる施設の内、渋谷・池袋・心斎橋のパルコ3施設にて越境ライブコマースを開催を決定した。休業に伴い、これまで越境ライブコマース施策に取り組んでいた複数テナントより、休業中の越境ライブコマース実施について要望があったという。

今回、「タオバオライブ」による配信、「ShopShops」のアプリを通じた配信とこれまで取り組んできた各事業者の異なるプラットフォームにて、各施設から複数回のライブ配信を予定している。

「タオバオライブ」では、KOLと呼ばれるインフルエンサーがブランドの店頭やPRスペースから自身のアカウントのフォロワーに向けて、「ShopShops」ではホストと呼ばれるインフルエンサーがブランドの店頭からアプリユーザーの視聴者に向けてそれぞれライブ配信を行う。

いずれもリアルタイムに紹介されたショップのショッピングを顧客は楽しむことができる。

また、国内の顧客向けに、「パルコオンラインストア」を積極的に活用。パルコオンラインストアの売上は、店頭スタッフの情報発信、店頭在庫にてオンラインストア運用を行うことで、実ショップへの売上として計上する。施設に出店しているショップのシステム使用料は無料となっている。

さらに、オンラインストアでは、顧客専用ページ(シークレット機能)での買物が可能となっている。特定の顧客専用の商品登録を行い、その商品を「完全シークレット」登録。その商品を閲覧できるURLを顧客に伝える(その顧客のみがアクセスできる)ことで、特定の顧客に特別な対応ができる。

連絡が取れる顧客向けに、電話、LINE、ZOOMなどで接客をし、館が休業中でも、好みの商品をセットにして販売することが可能だという。

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