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NTTドコモ/マンション・シェアオフィス向け無人販売スタンド開発

2021年06月02日 13:40 / IT・システム

NTTドコモは6月2日、マンションやシェアオフィスなどに、食料品や日用品の無人販売を実現するスマートスタンドと、リモート運営システムを開発したと発表した。

<無人販売を実現するスマートスタンド>
無人販売を実現するスマートスタンド

同システムは2021年7月以降、実証実験として東京都内の一部施設で運用する。

コロナ禍の状況において、フィジカルディスタンスの確保やリモートワークの増加など、新しい生活様式への対応が求められている。ドコモは、ショーケース型の冷蔵庫にスマートロック、センシング、映像監視などを行う専用デバイスを取り付けたスマートスタンドを開発した。

スマートスタンドをマンションのエントランスなどに設置することで、居住施設の外へ出ることなく、また対面することなく商品を購入することが可能になる。

<専用のアプリで操作>
専用のアプリで操作

同システムの利用者は、専用のアプリを通じて、商品を購入した後、QRコードを用いてスマートスタンドのロックを解錠することで、商品の受け取りができる。

スマートスタンドでは、弁当、デザート、ドリンク、菓子などの食料品や日用品など、幅広い商品を取り扱うことが可能。また、専用アプリのチャット機能を通じて、置いてほしい商品をリクエストすることで、スマートスタンドの利用者に最適化された品ぞろえも実現するという。

さらに、商品の価格はダイナミックプライシングを適用しており、賞味期限が近い商品の廃棄ロスを削減することができる。

2021年7月以降、都内近郊のマンション、シェアハウス、社員寮などの住居施設、シェアオフィス、ロジスティクス施設などの職場へのスマートスタンド設置を進めていく。

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