ZOZO/店舗とECを在庫でつなぐ「顧客直送」開始
2022年11月24日 13:00 / IT・システム
ZOZOは11月24日、同社が展開するOMOプラットフォーム「ZOZOMO」の新サービス「顧客直送」を開始した。
2021年11月にスタートした「ZOZOMO」は、ZOZOTOWNとブランド実店舗、ブランド自社ECをつなぎ、ブランド実店舗の売り上げを支援するOMOプラットフォーム。新サービスは、ブランドの実店舗で欠品している商品の在庫が同社の物流拠点「ZOZOBASE」にある場合、顧客は店頭で決済を行い、ZOZOBASEから自宅へ商品を直送できるもの。
このサービスの導入により、顧客が店舗に来店した際に商品が欠品している場合でも、各店舗の売り上げとしてZOZOBASEで保管している在庫を販売することが可能になり、欠品による販売機会損失を軽減するという。
ZOZOMOでは、ZOZOTOWNの圧倒的なトラフィックを活用し、ZOZOTOWNから実店舗への送客を中心にオンラインとオフラインの「売り場」をつないできたが、今回の「顧客直送」サービスの開始により、「在庫」においてもオンラインと実店舗をシームレスにつなぐことで、OMOプラットフォームとして実店舗の支援を強化する。
「顧客直送」は、ショップスタッフの販売サポートツール「FAANS」を利用し、既存の店頭業務に組み込みやすいスマートフォン、タブレット端末上での簡単操作で、ZOZOBASEの在庫確認・店頭決済・商品配送手配を完結することができ、実店舗の在庫欠品による販売機会損失を防ぎながらプロパー価格での在庫消化をサポートする。
決済した店舗で売り上げを立てることができるため、店舗の売り上げやスタッフの個人成績に貢献することが可能となっている。
ZOZOMOは昨年11月のローンチ以降、継続的な機能アップデートを行いながら導入ブランド数・店舗数を拡大。ZOZOTOWN上で実店舗の在庫を確認できる店舗数はローンチ時と比較し約2倍に増加、在庫を取り置きできる店舗数は約3倍になっている。
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