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イオンモールいわき小名浜/デジタル技術活用した津波避難訓練3月実施

2024年02月06日 11:36 / 経営

国立大学法人東北大学災害科学国際研究所、国立大学法人九州大学データ駆動イノベーション推進本部、イオンイオンモール、いわき市は3月3日、最新のデジタル技術を活用した津波避難訓練を「イオンモールいわき小名浜」(福島県いわき市)とその周辺地域で実施する。

今回の避難訓練はデジタル防災技術の実証実験も兼ねたもの。避難を支援するスマホアプリと避難所でアドバイスをするAIアバターの有効性についての検証も行う。

減災対策でAIやメタバースなどの最新デジタル技術を活用する防災DXの持つ課題の1つとして、人とデジタル空間の情報のやり取りの円滑化が挙げられる。この課題について実際に市民が技術を体験して意見を得ることで有効性の検証を行い、技術の実用化を目指す。

なお、同実証実験はJST未来社会創造事業の支援を受けて実施する。

<実空間メタバース活用して避難>

今回、検証する技術は2つ。まず1つ目は「避難を支援するスマホアプリ」。実空間に情報を付与する実空間メタバースを、カメラに写った画像から正確にカメラの位置や向きを特定するVisual Positioning Systemにより実現し、スマホアプリとして提供する。当日はメタバースを体験しながらイオンモールまでの避難を行う。

<避難所AIアバター利用イメージ>

2つ目は「避難所をサポートするAIアバター」。避難者や避難所の運営をサポートするため、多くの知識を習得でき、それに基づいた対話が可能なAIアバターを大規模言語モデルによる生成AIにより構築した。同アバターの利用体験をイオンモールで実施する。

■実証実験を兼ねた避難訓練概要
日時:2024年3月3日9時~12時10分
当日の流れ:1.避難を支援する実空間メタバースを体験しながらイオンモールに徒歩で避難/2.避難後に避難所をサポートするAIアバターをイオンモールで体験/3.当日の避難の振り返り
場所:イオンモールいわき小名浜(福島県いわき市小名浜字辰巳町79)とその周辺地域
参加者:イオンモールいわき小名浜周辺の住民、地元の高等専門学校生等
参加人数:約70人
災害想定:太平洋沖で発生した地震による津波

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