イオンリテール/「AI販売計画支援システム」で作成時間が8分の1に
2024年04月05日 11:50 / IT・システム
イオンリテールは4月5日、AIによる「ワークスケジュール自動作成機能」と「新・販売計画支援システム」を今春から実装すると発表した。
「ワークスケジュール自動作成機能」は、2022年に採用した「AIワーク」の機能拡張として、AI学習により各従業員の時間帯ごとの作業割り当てを自動化するもの。
従業員の勤務シフトやスキル、時間帯ごとに必要とされる業務内容などに基づき、瞬時に自動で抜け漏れなく作業を割り当てる。
既に導入している一部の部門では、ワークスケジュールの作成時間について半減~8割減の効果が出ているという。
また、「新・販売計画支援システム」では、販売計画の作成を半自動化し、作成時間は導入前の8分の1に短縮される。タブレット端末で計画の確認や編集ができるようになり、現場確認を含めた進捗(しんちょく)管理や、従業員同士のコミュニケーションがよりいっそう円滑になると期待されている。
今回、2つのシステムが加わることにより、同社の店舗業務を一貫してサポートする仕組みが完成。同社試算によると、2020年以降に実装したシステムで創出できる人時は、年間約200万人時となる。
ワークスケジュール自動作成機能は、4月21日より店舗の全部門で実装。新・販売計画支援システムは今春から導入予定だ。
「イオン」「イオンスタイル」など約360店舗で採用する。
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