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アパレルかくれ資産/女性は秋冬衣替えで5万5166円分「捨てる」

2019年10月03日 15:05 / 販促

メルカリは9月26日、「衣替えに関する実態調査」を発表した。

<アパレルかくれ資産>
アパレルかくれ資産

節約アドバイザー丸山晴美氏監修の下、全国の20代から60代までの男女1030名を対象に実施した。フリマアプリ「メルカリ」において、10月は年間を通じてアパレル関連商品の出品数が最も多くなる時期(2018年実績)で、秋・冬にかけての衣替えにより、不要な服の処分ニーズや、秋・冬服などアパレルの購入ニーズが高まる時期だと推測される。

同調査では、「秋冬の衣替えで捨てる予定」の衣類、バッグ、靴、アクセサリーなどの数量をカテゴリー別に聴取。これらを「メルカリ」でのカテゴリー別平均取引価格と掛け合わせることで、衣替えの際にアパレル関連アイテムを捨てることで生まれる機会損失を「アパレルかくれ資産」として算出した。

アパレル関連アイテムの平均保有点数は、男性は約48点、女性は約105点。そのうち男性は約5.7点、女性は約14.9点のアイテムを次回の衣替えで捨てるとしている。

アパレルカテゴリー別に秋冬の衣替えで捨てる予定のアイテム数量を質問し、男女別の「メルカリ」の平均取引価格と掛け合わせ、「アパレルかくれ資産」は、男性が約3万3154円、女性が約5万5166円と推計している。

総務省統計局の人口推計(2019年8月1日現在概算値)と掛け合わせることで、秋冬の衣替えで服を捨てることにより、全国のアパレルかくれ資産の総額は、推計で最大約2兆5000億円になると試算している。

また、衣替えを実施するタイミングは、10月が最多の53.7%だった。秋冬の衣替え、実施予定は72.4%。「今年、衣替えの予定はない」の回答は、20代女性と30代女性が16.5%、40代女性が21.4%、50代女性が22.3%、60代女性が25.2%。女性は年齢を重ねるごとに衣替えをしなくなる傾向が見られた。

<「もう着用しない」服を「捨てる」から「売りたい」へ>
「もう着用しない」服を「捨てる」から「売りたい」へ

さらに、75.6%が衣替えで見つけた「もう着用しない」服を「捨てる」と回答。衣替えで見つけた「もう着用しない服」を33.4%が「売っている」と答えた。

今後どうしていきたいかでは、44.9%が「売りたい」と回答。今後は「売りたい」とする意向が16.5ポイント上昇している。

■調査概要
調査時期:2019年9月3日~4日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国、20~69歳、男女1030名(男性:515名、女性:515名)

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