ドラッグイレブン/東京進出で京橋店を出店、3年で都内10店体制へ
2017年07月12日 16:10 / 店舗レポート
ただ、食品の品ぞろえでは、おにぎり、サンドイッチ、お弁当といった商品は販売していない。ドラッグイレブンでは、加工食品に限定することで、消費期限などの商品管理をしやすくしている。
一方で、チルド飲料やアイスクリームといった温度帯管理が必要な商品も揃え、食品の幅を広げている。
東京進出にあたり、タニタ食堂が監修した「タニタプレミアムブレンドコーヒ-」を導入。いれたてコーヒーを打ち出すコンビニ大手に対抗する。
食品では調味料、レトレト食品を中心とした加工食品やスナック菓子、チョコレートなどの菓子コーナーを配置した。
お酒も販売し、缶チューハイやビールはリーチインクーラーで販売するほか、ワイン、ウイスキー、日本酒、焼酎といったお酒も常温で販売する。
レジ近くには、街中店舗の売れ筋商品の一つである栄養ドリンクコーナーを設けた。
オフィス街のOLの急な利用にも対応するため、ストッキングコーナーをしっかりと設け、メインターゲットとするOLの利便性を高めた。
医薬品コーナーは、訪日外国人観光客にも人気がある商品や健康食品も集積した。
トイレットペーパー、ティッシュペーパー、洗濯用洗剤など、日用雑貨も取りそろえることで、ほぼフルラインの品ぞろえを提供する。
1階では、狭い店舗面積に多くの商品を展開するため、店舗中央は1800mmの什器を採用。壁面は天井近くまで商品を積み上げることで、店頭陳列量を増やし、店舗在庫を確保した。
まずは、ドラッグイレブンが福岡・天神地区の都市型店舗と同様の品ぞろえして、販売動向を見ながら、検証する予定だ。
今林社長は「人口増加地域への出店は、当社の成長にとって必要な選択肢だ。まずは3年間で都内10店という体制を構築し、事業の採算性について見極めていきたい」と今後の抱負を述べた。
店舗概要
所在地:東京都中央区京橋2-5-18
売場面積:約204m2(1階約118m2、2階86m2)
営業時間:平日7時30分~21時30分
土日祝10時~20時
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