東急ストア/3年10か月ぶりに新規出店、目標年商20.7億円
2017年08月04日 17:57 / 店舗レポート
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東急ストアは8月4日、横浜市営地下鉄「センター北」駅直結の商業施設「ショッピングタウンあいたい」2階に、「センター北駅前東急ストア」をオープンした。
小型店舗ではない、標準店の食品スーパーマーケット業態としては、2013年10月にオープンした「高津東急ストア」以来、3年10か月ぶりの新規出店となる(耐震工事で移転リニューアルした祐天寺東急ストアを除く)。
店舗面積は819m2で、目標年商は20億7000万円。東急ストアとして、20億円を超える目標年商を持つ店舗は珍しい。
取扱商品数(sku)は、青果350、水産240、畜産260、デリカ食品320、グロサリー食品4600、実用品450、合計6220。
売上構成比は青果18.9%、水産9.6%、畜産10.6%、デリカ食品14.4%、グロサリー食品45.3%、実用品1.2%を想定する。
駅周辺は、ショッピングセンターや食品スーパーが乱立する激戦地区となっているが、東急ストアが得意とする駅に隣接した好立地のため、覚悟をもって出店したという。
センター北駅周辺だけでも、相鉄ローゼン、阪急食品館、ブルーミングブルーミー(いなげや)、FUJIガーデンが出店している。
センター南駅向かうロードサイドには、オーケー、ダイエー、センター南駅周辺には、食品館あおば、オリンピック、ロピア、相鉄ローゼンが出店する激戦エリア。
競合他社がショッピングセンター内に出店しているため、営業時間が比較的に短いことに着目して、7時~24時30分までの営業時間を設定した。
7時~10時は競合店が少ない時間帯で、出勤前のコンビニ的な利用に即食系グロサリーとデリカで対応。21時~24時30分も競合店が閉店している時間で、働く女性や単身者などの簡便志向顧客に対し、即食系グロサリーでデリカを提供する。
駅に直結した立地特性と長い営業時間から、通常店舗よりも客数が見込めるため、20億円以上の売上は十分に達成できると期待している。
センター北駅前にはバスロータリーが設置されているが、バスの路線網内には食品スーパーが少なく、営業時間も短いことにも着目した。
デリカ売場を店舗入口に配置し、支払いセルフレジを4台導入するなど、ショートタイムショッピングに対応したレイアウトとすることで、バスの発着時間を気にする時間に余裕のない人が立ち寄りやすい設計とした。
デリカ商品の弁当や温惣菜は21時まで店内で調理し、遅い時間帯でもできたての商品を提供。若年層向けに肉やフライを中心とした弁当も提供する。
約30種類の商品を店内厨房や近隣店舗で製造し、焼きたて調理パンや菓子パン、ピザ、ハンバーガーを販売する「焼きたてベーカリー」も導入した。
商圏人口は1万2052世帯・人口3万1231人で、世帯・人口ともに増えている。世帯構成では、3人世帯24.0%、4二世帯26.2%、合計50.2%となっていることに着目した。
3人・4人世帯、30~40代と19歳以下(子ども)の構成比が高くファミリー層が多いことに対応する商品もそろえる。
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