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セブンイレブン/作業時間5.5時間削減、58の最新技術を採用した次世代店舗

セブン-イレブンのフランチャイズ契約では、店舗の什器・設備は本部であるセブン-イレブン・ジャパンが負担する仕組みとなっている。

<既存の陳列棚をスライド式に変更>
既存の陳列棚をスライド式に変更

全国約2万店の既存店の棚をスライド棚に変更すると、什器への投資だけでもかなりの額となる。そこで、既存の陳列棚をスライド式にできるブラケットを岡村製作所が開発した。

<既存の陳列棚に取り付けたブラケット>
既存の陳列棚に取り付けたブラケット

コクヨと岡村製作所が、スライド式の棚板を提供。従来、固定式であった商品陳列用の棚板を、全てスライド式に変更することで、商品補充時間が減少し、作業効率が向上する。

スライド式の棚板の導入で、商品補充、清掃作業で、約47分を削減できるという。

<レジ袋簡易取り出し・袋開口機能を開発>
レジ袋簡易取り出し・袋開口機能を開発

高齢の従業員も増える中で、従業員から要望もあったレジ袋の取り出しについても改善を行った。

<これまでのレジ袋の開口作業>
これまでのレジ袋の開口作業

これまでのレジ袋の取り出しは、密着して袋状に空いていないレジ袋を開けるため、一度、指を濡らし、レジ袋を開ける手間があった。

<レジ袋は什器最下段に配置することもあった>
レジ袋は什器最下段に配置することもあった

また、レジ袋の収容場所が低いため、場合によっては一度かがんでレジ袋をとる必要もあった。

<レジ袋開口の仕組み>
レジ袋開口の仕組み

今回、レジ袋の店舗への納品形態に着目し、レジ袋を取り出すだけで、レジ袋が開口し、そのまま商品を袋詰めできる仕組みを、コクヨが開発した。

新しい仕組みを採用したことで、レジ袋詰めの作業時間で約55分の削減を見込んでいる。

<レジ袋開口の様子>
レジ袋開口の様子

密着したレジ袋の片側をフックでひっかける構造を取り入れることで、袋の片面のみを引き上げて、レジ袋を取り出す構造を生み出した。

<2階にはセブンカフェの自販機を設置>
2階にはセブンカフェの自販機を設置

店舗作業の削減の一環として、2階には初めて電子マネーナナコにも対応した「セブンカフェ」の自動販売機を設置した。

<1階の従来型セブンカフェ>
1階の従来型セブンカフェ

千代田二番町店はカフェ需要が多く、1階には従来型の従業員が精算を行う「セブンカフェ」も設置しているが、自動販売機を設置することでランチタイムなどのピーク時間の緩和も期待している。

<冷凍ケースのフィルター清掃作業を軽減>
冷凍ケースのフィルター清掃作業を軽減

清掃作業の削減も目指し、アイスクリームケース下の排気フィルターの清掃を片手で行える新型什器を中野冷機が開発した。

冷凍ケースでは、1日あたり0.1g程度のホコリがたまり、定期的な清掃作業が必要だが、フィルター部分にスライド式のブラシを着けることで、簡単に清掃作業ができるようにした。

アイカ工業、TOTO、パナソニック・エコソリューションズ社、バイタルと共同で快適空間トイレを開発した。

TOTOが開発したプレミスト機能・自動便座清掃機能を装備した便器、防臭・抗菌作用を有する床を採用。

<快適空間トイレも開発>
快適空間トイレも開発

アイカ工業が開発した、消臭・抗菌作用を有する壁・天井材も導入することで、清掃の時間を短縮する。

バイタル社が開発した節水型泡沫自動水栓機を採用することで、1分あたり3.5リットル使用していた水を1分あたり2リットルに削減した。

取締役執行役員建築施設本部長の大橋尚司氏は、「セブン-イレブンで働きたいアルバイトの方は、接客をしたい人が多い。今回の取り組みでは清掃の負荷が減るので、人材募集のアピールポイントにもなる」と述べた。

古屋社長は、「千代田二番町店は約20人のスタッフが、毎日2000人近いお客様に接している。働く人に優しいお店にすることで、接客レベルを向上させたい」という。

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