サミット/出店攻勢開始、都心型モデル店「江原町店」出店
2018年02月07日 18:00 / 店舗レポート
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店内調理の総菜を強化する一方で、新たな取り組みとして、精肉部門で外部工場が加工したアウトパック商品を販売する取り組みも開始した。
商品の加工技術が改善されている精肉部門では、店内の加工スペースを縮小し、アウトパック商品による店舗を運営を目指している。
江原町店では、食肉製造業のヨコオが加工したアウトパック商品を導入し、鶏肉とひき肉、一部、牛肉商品以外はすべてアウトパック商品とした。
竹野社長は、「秋から年末にかけて、プロセスセンターを開設して、本格的にアウトパック商品の供給を開始する。今後、精肉部門の加工スペースは、ミートデリカの製造スペースと一部の加工スペースに縮小し、バックヤードを削減する方針だ」と語る。
人手不足で都心部での採用が難しいほか、都心部では限られた店舗面積しか確保できないことに対応し、店舗のバックヤードを削減する方針だ。
一方で、アウトパック化が難しい鮮魚部門は、対面販売を継続し、丸魚を販売する。
旧店になかった「おさかなキッチンコーナー」を設置し、家庭調理の補助サービスや、対面で「本日のおすすめ品」の推奨販売や、魚の食べ方・調理方法についてのアドバイスを行う。
地域特性に合わせ、「まあじ三枚卸」「まいわし開き」「いかの輪切り」など、お客から支持の高い商品も用意した。
総菜、鮮魚のように手間をかける部門と精肉のように、手間を削減する部門を明確にして、人件費やバックヤードのスペースを削減している。
また、インストアベーカリーでは、専用オーブンを導入し、焼き立てのピザを販売する一方で、サンドイッチはアウトパックを商品を導入している。
部門内でも、商品によっては、アウトパック商品を組み合わせることで、品ぞろえとオペレーションコストのバランスが取れる売場づくりを目指している。
すぐ食べられる総菜のほか、生鮮各部門では、すぎに食べれる商品を「スグうま!」と名付けて集合展開している。
青果部門では、「炒めるだけ!」をテーマに、もやしや半調理品の根菜類をあつめたコーナーを展開する。
鮮魚部門では、もずくやいかの塩辛など、すぐ食べられる加工食品を集めたコーナーを設置したほか、鮮魚部門が仕入れた冷凍食品も販売する。
精肉部門では、おつまみ・オードブルといった冷蔵商品の品そろえを充実させ、即食商品を比率を高めた。
また、店舗から500m圏内の年齢別人口比率で70才以上が20.7%(東京都平均16.3%、中野区平均15.0%)と高いことに対応し、日配品では、旧店で支持の高かった「和風総菜」や「漬物」の品そろえを充実させた。
一方で、500m圏内の20歳未満の人口構成比が12.8%あり、単身世帯比率が49.2%と東京都平均の45.8%よりも高いことに着目し、「フレッシュデザート」や「ナチュラルチーズ」の売場を拡大した。
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