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サミット/出店攻勢開始、都心型モデル店「江原町店」出店

2018年02月07日 18:00 / 店舗レポート

加工食品の販売でも、最新の取り組みとして、「おためし下さい」コーナーを導入した。

<おためし下さいコーナー>
おためし下さいコーナー

おためし下さいコーナーは、従来の試食宣伝販売とは一線を画し、売り込むために試食するのではなく、自分好みを見つけるために試食してもらう取り組み。

2011年10月に開店した「成城店」(世田谷区)から開始した取り組みで、サミットから提案する商品やメーカー提案商品など毎週6アイテム程度を試食販売している。

<ドレッシングでは冷蔵商品も販売>
ドレッシングでは冷蔵商品も販売

食品スーパーマーケットでは、調理実演やメニュー提案を行うクッキングサポートコーナーを設ける企業が多い。

一方、サミットは、「メニュー提案は、レシピサイトや動画レシピサイトなど、インターネットやSNSによる情報発信が主流になりつつある。主要顧客である主婦は、10円、20円といった価格に敏感で、ちょっと高くて気になる商品を試してみたいが、なかなか試せないニーズがある。調味料やお菓子などちょっと高い商品でも十分に納得して買ってもらう取り組みとして、おためし下さいコーナーを設けた」という。

<減塩など健康をキーワードにした商品を訴求>
減塩など健康をキーワードにした商品を訴求

加工食品では、各所に減塩など、健康をキーワードにした商品を配置して、高まる健康ニーズへ対応している。

<加工食品でもメニュー提案>
加工食品でもメニュー提案

加工食品のゴンドラ内には、炊き込みご飯、朝食、中華材料など視認性の高いPOPで施すことで、メニューに合わせた商品を変わりやすくする工夫をしている。

<袋麺と1袋の商品を併売>
袋麺と1袋の商品を併売

ファミリー層と単身世帯の両方に対応するため、袋麺売場では5食パック商品と1袋商品を併売している。

<中野区の菓子メーカー金吾堂を訴求>
中野区の菓子メーカー金吾堂を訴求

地元に密着した商品として、中野区の菓子メーカー金吾堂のせんべいをコーナー化している。

<お酒コーナー>
お酒コーナー

お酒コーナーでは、サミットでしか買えないオリジナルワイン「イン・サイチュ」(税別698円)を販売し、他社との差別化を図る。

<家庭用品もしっかりと品ぞろえ>
家庭用品もしっかりと品ぞろえ

ワンストップショッピングの利便性を提供するため、小型店舗であっても家庭用品をしっかりとそろえた。地域のニーズに合わせて、ドッグフード、キャットフードなどペット用品も販売する。

<冷凍商品・冷蔵商品で特売エンドを構成>
冷凍商品・冷蔵商品で特売エンドを構成

限られた店舗面積であっても、冷蔵商品や冷凍商品で単品大量販売するため、冷蔵ケースと冷凍ケースを組み合わせた特売エンドを総菜売場前に設置した。

温度管理が必要な商品であっても、単品大量陳列をすることで、価格訴求を打ち出す。

<青果売場から見た全景>
青果売場から見た全景

今後の出店について、竹野社長は、「2018年度は4~5店を23区内に出店する。同時に4~5店程度の改装をすすめる。既存店で売上高を3%、新店で2%、合計で5%の増収を目指しているが、3%の増収でも利益がでる企業体質としたい」と語った。

<店舗外観>
店舗外観

店舗概要
所在地:東京都中野区江原町2-2-12
TEL:03-3954-2155
売場面積:966㎡
バックヤード:483㎡
イートイン:17席、テラス8席
駐車台数:20台
駐輪台数:52台、別にバイク置き場:10台
営業時間:9時~22時
年間休日:年1日
年商目標:12億円
従業員数:73.0人(正社員16.5人、パートタイム・アルバイト社員56.5人)
パートタイム・アルバイト社員は173時間/月=1人で計算

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