東急ストア/目標年商40.6億円、中央林間店を総菜テナント導入し一新
2018年03月27日 15:50 / 店舗レポート
東急ストアは3月27日、神奈川県大和市の東急田園都市線中央林間駅前の「中央林間東急ストア」をリニューアルオープンした。
1985年に開業した総合スーパー「中央林間とうきゅう」を、食品スーパー「中央林間東急ストア」としてリニューアルするもの。
これまでは、東急ストアが駅ビル1棟をまるごと東急電鉄から賃貸し3フロアを運営していた。
今回、東急電鉄が2階に新規テナント、3階に大和市の図書館や子育て支援施設などを誘致し「中央林間東急スクエア」として一新したのに伴い、東急ストアもリニューアルした。
東急ストアは、1階の日常の必需品がそろうフロアを担当し、直営店舗面積1930.4m2、テナント面積617.2m2を展開する。直営売場のみの目標年商は40億6000万円とした。
総合スーパーから食品スーパーマーケットへ業態転換したのにともない、日用品を取り扱う店舗として、あらたにドラッグストアのトモズを誘致し、買い物の利便性を高めた。
そのほか、青山フラワーマーケット、修理のリペア&マイキーを新たに誘致した。
33年間営業し、固定客も多いことから、これまでのお客に馴染みのあるタリーズコーヒー、リトルマーメイド、モロゾフをいったテナントはそのまま引き継いだ。
従来の客層は50代、60代といった開業時から馴染みのあるお客が多かったが、今回、駅前再開発で増加している30代~50代の子育てファミリー層、駅ビル利用者に向けた売場づくりを目指した。
リニューアルの最大のポイントは、デリカコーナーの拡大で、直営総菜売場に面して、総菜専門店を配置することで、自社最大級のデリカコーナーを展開する。
これまでは、青果売場から始まり、レジ前に総菜売場を配置するレイアウトであったが、売場への入口を青果売場と総菜売場に設けた。
レイアウトを変更することで駅前立地であり、すぐに食べれらるお弁当や総菜を素早く買いたいお客のニーズに対応する。
総菜テナントでは、既存の洋菓子・洋総菜「フロプレステージュ」、やきとり「日本一」、とんかつ「新宿さぼてん」、寿司「京樽」に加えて、新たに中華「横浜昇龍園」を誘致した。
レジカウンター裏には、休憩スペースを設置した。店内で購入した商品を食べることができるが、限られたスペースであるため、本格的なイートインスペースとしての運用ではないという。
会計時の混雑緩和のため、あらたにセミセルフレジを導入、登録機8台、精算機16台を用意した。従来型の通常レジも4台配置し、セミセルフレジに慣れない高齢者にも対応する。
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