ベイシア/目標年商26億円、前橋に直営カフェ併設の次世代店舗
2018年06月27日 18:29 / 店舗レポート
できたて惣菜を提供するなど、生鮮・惣菜部門では手間のかかる作業を行う一方で、加工食品では、店内作業を省力化する什器を多用しローコスト運営を追求した。
牛乳・たまごはウォークインクーラーを採用し、売場の後方から商品を補充できる仕組みを採用した。
ウォークインクーラー内には、商品在庫を前後に収納でき、売場と在庫を一体で動かすことができる専用什器を導入することで、商品の補充時間を大幅に削減した。
缶チューハイの常温売場では最下段に可動式什器を採用し、棚にはバラ販売商品、下段はケース販売商品を配置した。
ケース販売商品を店頭在庫にすることで、店頭でバラ売り商品の補充もできる売場とした。
米の特売商品は、物流センターから店舗に納品されたカートラックに積まれたまま陳列している。
豆腐や納豆といった日配品では、量販商品で商品回転率が高い商品を対象に、納品什器を活用した売場を採用した。
冷凍食品は、扉付きのリーチインクーラーとガラス扉付きのアイランドケースで展開することで、冷気の流出による冷凍効率の悪化を防いでいる。
商品回転率が高いカップラーメンは投げ込み陳列を採用したほか、商品在庫を什器の最上段にケースでストックしている。
関連販売も意識し、精肉売場前に調味料売場を配置することで、素材と調味料を一緒に買いやすい売場を目指した。
生鮮食品、冷凍食品では、時短料理を意識した「パパッとシェフ」コーナーを設置し、焼くだけ、温めるだけで完成する半調理品を訴求する。
冷凍食品では、新たな取り組みとして、複数の冷凍食品を組み合わせることで、よりおいしく冷凍食品をメニューとして食べれる提案を開始した。
今回は、ベイシアのPB「讃岐うどん」とニチレイの「サラダチキン」を合わせることで、手軽に一品料理を作れる提案をしている。
橋本社長は、「いままでのベイシアにない取り組みを取り入れた店舗だ。来店客から、『ベイシアって、こんな店だったかな』『ベイシアがこんなことをするのか』と驚きをもってもらいたい」と語っている。
店舗概要
所在地:群馬県前橋市小島田町163-1
営業時間:9時~20時
敷地面積:約1万6374m2
延床面積:約6030m2
売場面積:約3062m2
目標年商:26億円
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