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ライフ/目標年商27億円、「ザ・プライス蕨店」跡地に「蕨駅前店」

2018年07月03日 19:07 / 店舗レポート

生鮮部門で販売する素材を使用した生鮮惣菜も導入した。鮮魚売場と畜産売場にそれぞれ、惣菜厨房を設置し、生鮮惣菜の売場も併設した。

<水産部門の惣菜コーナー>
水産部門の惣菜コーナー

水産部門では、生ネタを使用した「うを鮨」を導入し、にぎり、海鮮丼、巻物を販売する。そのほか、、焼き魚、フライを製造・販売する。

<うを鮨コーナー>
うを鮨コーナー

新たな取り組みとして、えび、あじ、いわしを揚げるだけで食べられるよう粉付きで提供する。粉付きの簡便商材は、最終的には店内調理した惣菜として販売し、素材の鮮度感を訴求する。

<粉付きの簡便商材を新規開発>
粉付きの簡便商材を新規開発

鮮魚部門は、活気あふれる対面ばらうりのエキサイトコーナーを展開し、鮮度にこだわった生魚を豊富にそろえ、要望に応じて調理する。健康志向のお客に対応して、機能性食品のもずく、減塩もずく、あかもくも販売する。

<鮮魚コーナー>
鮮魚コーナー

畜産部門にも、お肉屋さんの手作りおかずコーナーを導入し、ライフオリジナルの「あまに豚」や「純和赤鶏」を素材して使用した惣菜を販売する。

<畜産部門の惣菜コーナー>
畜産部門の惣菜コーナー

新たな商品として、鎌倉ハムのロースハムカツ1枚168円を投入した。あまに豚のロースかつ丼(498円)、爆弾メンチカツ1個198円、豚肉バラ軟骨煮込み198円などを販売する。

<ミートオードブルコーナー>
ミートオードブルコーナー

ローストビーフなどを取りそろえたミートオードブルコーナーでは、夏の需要にあわせてサラダにこだわった商品を提案する。

牛肉売場では、味に定評のある「かみふらの和牛」を販売。冷凍素材を展開するママのやりくりコーナーでは、ホルモンや焼き鳥など種類豊富に品ぞろえした。

<冷凍肉も豊富に展開>
冷凍肉も豊富に展開

農産では、地元・近郊の野菜を取りそろえる、ひだまりの郷を展開するほか、さつまいもづくしコーナーでは、さつまいものほか、焼きいも、加工品を集合展開する。

<農産コーナーの全景>
農産コーナーの全景

蕨店では、近畿圏の店舗で一部、実験導入している、さつまいも焼き機で、とうもろこしを焼いて販売する取り組みを首都圏の店舗で初めて導入した。

<さつまいもづくしコーナー>
さつまいもづくしコーナー

カットサラダ・フルーツや冷凍野菜・果物も種類豊富にそろえることで、単身世帯からファミリー層まで幅広い客層へ簡便商材を提供する。農産では、農産部門で販売する果物を利用したフルーツタルトの販売も行っている。

生鮮部門の素材を使用し店内で加工する生鮮惣菜は、素材の鮮度感があり、手頃で付加価値の高い商品となるが、人手不足の中で、どうオペレーションを簡素化するかが課題となっている。

岩崎高治社長は、「蕨店のように売上高が27億円、あるいは30億円クラスの店舗で、どんどん売れる店舗であれば採算はとれると思うが、15億円、17億円程度の売上の店舗では、採算をとることは難しいと思う」と述べている。

<カットサラダコーナー>
カットサラダコーナー

現在、生鮮惣菜の導入店舗はまだ10店以下で、既存店への導入は未定だ。人手不足への対策として、プロセスセンターで作ってもおいしい惣菜の開発や、店舗では仕上げ作業をするだけで済むキット商材の開発などを進めている。

また、近畿圏では、生鮮部門のエースバイヤーを集めて、生鮮惣菜の開発をしている。惣菜部門の原材料の仕入れに生鮮部門のバイヤーのノウハウを取り入れることで調達方法を変え、惣菜の品質向上を目指しているという。

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