ビオセボン/赤坂にイートイン併設の7号店を出店
2018年11月09日 16:50 / 店舗レポート
店舗後方には、調理が必要な素材を中心とした商品を展開。壁面の冷蔵ケースでは、持続可能な漁法で取った魚であるMSC認証を取得した魚や飼料にこだわったオーガニックビーフなど販売する。
イオンが販売するオーガニックのプライベートブランドグリーンアイの牛肉、豚肉、鶏肉も販売する。
イオングループの通常店舗で販売する商品であっても、オーガニックというコンセプトに合致する商品があれば、ビオセボンでも販売する。
水産物にはオーガニック認証といった概念がないため、ムール貝、ロブスターなど一部商品では、トップバリュの商品も展開している。
仏ビオセボン社のプライベートブランド商品も展開。ビオセボンのプライベートブランドは、オリジナル名称がなく、各商品部門ごとのイメージに合わせた名称やパッケージとすることで、比較購買をしやすくしている。
オーガニック認証を取得した商品は、日本国内ではまだ少数で、アイテム・数量ともに限られている。そのため、畜産商品では、ビオセボンが独自に産地の開拓もしている。
冷凍のオーガニックビーフといった生鮮のほか、牛乳、ヨーグルト、鶏肉加工品などの畜産加工品の開発を牧場と共同で行っている。
秋川牧園と協力し、牛肉、牛乳、ヨーグルト、鶏肉、鶏肉加工品など、さまざなま畜産商品を開発している。
オーガニック商品もまだ認知度が少なく、生産しても適正な価格で販売できるか不明な点もあり、生産者が増えない一因ともなっている。
ビオセボンが確実に販路となることで、牧場も安心して商品開発をすることができるという。
冷凍野菜も好評で、オーガニック認証を受けたじゃがいものマッシュや有機ごぼうのペーストなどが売れ筋商品となっている。
ドライフルーツ、ドライトマトなどの農産加工品も販売しており、全国各地の産地を開拓している。
ドライフルーツ、チョコレート、グラノーラなどを20gから量り売りで販売するバルク販売コーナーも展開。
赤坂店は店舗面積が小さいため、バルク販売コーナーでは、調理の必要がない即食性の商品を中心とした品ぞろえとして、アイテム数を絞り込んだ。
バルク販売コーナーでは、試食にも対応しており、味を確かめた上で商品を購入できる。
ビオセボンでは、チーズやチョコレートなど他の商品カテゴリーでも定期的に試食を実施しており、オーガニック食品を体験できる機会を増やしている。
赤坂店の周辺には酒販店も多いため、酒のアイテム数は絞り込んだ。ワインを中心に、クラフトビール、クラフトジンなどの輸入商品を販売する。
ワインコーナーはバルク販売コーナーに隣接しており、ワインと相性のいいドライフルーツやチョコレートなどの関連販売も狙う。
ワインでは、小瓶の商品が欲しいという声に対応し、赤坂店では小瓶のワインの品ぞろえを増やした。
オーガニックの野菜の種も販売し、ガーデニング商品も展開する。オーガニックの猫用の草も販売し、さまざなま生活シーンでオーガニックを訴求している。
現在、ビオセボンカードの会員数は約2万人で、着実に会員数を伸ばしている。会員数を拡大するだけでなく、リピーターとなる会員比率の向上を目指している。
今後の出店は、単なるオフィス街ではなく、ある程度、足元に住宅街がある立地を想定しており、路面店のほか商業施設内への出店も検討している。
来期も首都圏で今期と同様の出店を目指しており、オーガニックの認知度と市場を拡大したいという。
店舗概要
所在地:東京都港区赤坂4-3-6
A-FLAG赤坂1階
営業時間:平日8時~22時、土日10時~21時
アクセス:千代田線「赤坂駅」徒歩3分
丸ノ内線・銀座線「赤坂見附駅」徒歩4分
駐車場:無
店舗面積:約200m2
アイテム数:2200
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。