サミット/代官山に普段使いの700m2新店舗、目標年商18億5000万円
2023年02月15日 13:10 / 店舗レポート
サミットは2月15日、東京都渋谷区に「サミットストア代官山鉢山町店」をオープンした。
約700m2と小規模ながら、生鮮3品、デリカ、ベーカリー、日用品・家庭用品と日常に欠かせない商品をそろえた。
1階と地下1階で構成され、1階には総菜やベーカリー、生鮮部門の即食商品をまとめ、地域の昼食・夕食需要に対応する。
地下1階では、鮮度の良い生鮮食品を充実させた。加工食品・家庭用品も陳列什器を工夫するなど、ワンストップショッピングに対応した商品を用意している。
青果330、鮮魚280、精肉408、総菜280、加工食品2761、菓子511、デイリー1486、家庭用品404、ベーカリー54の全6514アイテムがそろう。
<全6514アイテムがそろう>
取扱商品 | 青果 | 鮮魚 | 精肉 | 総菜 | 加工食品 | 菓子 | デイリー | 家庭用品 | ベーカリー |
商品数 | 330 | 280 | 408 | 280 | 2761 | 511 | 1486 | 404 | 54 |
合計 | 6514 |
売り上げ構成比は、青果17.0、鮮魚8.9、精肉13.7、総菜11.0、加工食品22.0、菓子3.6、デイリー18.7、家庭用品1.6、ベーカリー3.5の計画。年間売り上げ目標は18億5000万円と設定している。
服部哲也社長は「渋谷区3店舗目の出店だが、既存の笹塚店、渋谷本町店とはかなり環境が違う。ただ、周辺の生活者が求めているのは、普段使いのオーソドックスなスーパーだともわかっている。なにより鮮度にこだわり、設計通りの商品が並び、品切れが少なく、清潔な店という基本が重要になる。通常のオペレーションが落ち着いてきてから、周辺のカフェなどとコラボするといったエリアにあった展開も考えたい」と述べた。
商圏内世帯数は、1次商圏(半径0.5km以内)6276世帯(1万575人)、2次商圏(半径1.0km以内)3万274世帯(5万630人)、3次商圏(半径1.5km以内)6万5227世帯(10万8929人)。
0.5km商圏内の世帯数と人口は、0.5km圏内では同社平均を下回ってるが、1km圏では世帯数・人口共に上回っている(2021年住民基本台帳、2020年国勢調査より)。また、同圏内の年齢別人口比率では30代・40代の構成比が同社平均より高く、若いファミリー世帯が多い地域となっている(2021年住民基本台より)。
最寄り駅は、店舗から0.6kmに京王井の頭線「神泉駅」、0.8kmに東急東横線「代官山 駅」 、同じく東急東横線「中目黒駅」に0.9kmとなっている。店舗前には、渋谷駅と代官山駅を循環しているバス停がある。
店舗前の旧山手通りは、交通量が多いものの 、横断歩道が多くあり、人の往来が多い。北側の国道246号線は横断歩道や歩道橋が少ないため、やや横断しにくい環境。店舗近隣は坂が多く、動自転車を利用している人が多いとしている。
■1階は即食の総菜、ベーカリーなどがそろう
1階は、即食食品を用意。通常、青果売り場と連動させる「フレッシュサラダ」「カットフルーツ」「フルーツデザート」、精肉売り場に併設する店内製造の「グリルキッチン」の商品を1階に集積させた。
量目も、ファミリー向けの大容量だけでなく、個食やランチ、家飲みなどに対応した小容量の商品も取り扱う。
青果の新鮮なフルーツを使った「フルーツ杏仁」は同店から本格導入となる。
「グリルキッチン」では、時間帯によっておかずやおつまみ商品の構成比を変え、でき立ての商品を販売する。
総菜は、週末はファミリー世帯向けに「フライドチキンなど大容量商品やセット商品 を用意。「すし」売場では、平日より 「本まぐろ赤身」、鮮度抜群な「活〆ぶり」を使用した商品を取りそろえる。週末には「本まぐろ中トロ」「うに」などのネタを使用したにぎりを用意している。
ベーカリー売場では、ランチなどに店内製造の「サンドイッチ」を充実。「フルーツタルト」は同店から本格導入となる。人気の「ドーナツ」は8種類そろえ、菓子パン・デザートと隣接させ、アピール力を高めた。
■地下1階は日常使いの生鮮・日用品を充実
青果売り場では、生産者が明確な「農家さんから直送」野菜・果実を取り扱う。
鮮魚売り場は、「刺し身」を強化。人気の生鮮魚を使用した「刺し身一点盛」に加え、中トロを盛り込んだ「盛り合わせ」も平日から楽しめる。
週末はファミリー世帯向けに、大型パックも販売。作業場を開口した「おさかなキッチンコーナー」を設置し、要望に応じて「エラワタ抜き」「3枚卸」「輪切り」「開き」「刺し身」などに加工できる。
精肉売場では、週末には盛り合わせ商品の売場を拡大し 「焼き肉」売場を充実させる。黒毛和牛 はブランド牛である 「宮崎県産尾崎牛」がそろう。
この地域で需要が高いと思われる「黒豚」「みつせ鶏」「馬刺し」 も販売。プリマハムの上質加工肉「代官山シリーズ」 を新たに導入する。
さらに、各売り場では、あらかじめ具材をセットし、電子レンジなどで簡単調理できる商品も強化している。
グロサリー売場では、限られた面積で顧客ニーズに応えるため、若いファミリー世帯 が多いという地域特性を踏まえ、玩具菓子を拡充。ベビーフードやアレルゲンフリー商品の売り場をコーナー化した。
家庭用品は、「ラップ・ホイル・ゴミ袋」「トイレットペーパー」「ティッシュペーパー」「ペットフード」の売り場スペースを優先し、ワンストップショッピングに対応している。
同店の開店で、店舗数は東京都90店舗、神奈川県16店舗、埼玉県11店舗、千葉県6店舗の123店舗となる。
■サミットストア代官山鉢山町店
所在地:東京都渋谷区鉢山町13番18号
TEL:03-5489-7570
建物フロアレイアウト:地上5階地下1階建て
店舗面積:売場面積700m2 、バックヤード面積873m2
駐輪台数:30台
レジ台数:12台(セルフ精算レジ2台、セルフレジ10台)
営業時間:9時~22時
年間休日:年3日(予定)
年商目標:18億5000万円
従業員数:71.7人(正社員23.5人、パートタイム・アルバイト社員48.2人)
※パートタイム・アルバイト社員は173時間/月=1人で計算
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