いなげや/子育て世帯取り込む「練馬西大泉店」売上目標19億円
2023年02月15日 15:50 / 店舗レポート
いなげやは2月15日、東京都練馬区に「いなげや練馬西大泉店」を出店した。西武池袋線「保谷駅」から北1.2km、練馬区立大泉第四小学校向かいの「したみち通り」沿いに出店した。練馬区への出店は8店舗目で、いなげやの総店舗数は133店舗となる。
<いなげや練馬西大泉店>

店舗周辺は、農地を宅地化した戸建てが多く、マンションも増えるなど、人口も増加傾向にある。世帯数は500m圏4,336世帯、1km圏17,752世帯。世帯人員は約2.1人で、子育て世帯をメインターゲットとし、二人暮らしのシニア層をサブターゲットとする。店舗北側には計画道路「放射第7号線」があり、開通することによって街は更に活性化することが見込まれる。
<本杉社長(中央)と半澤店長(右)>

開店日の記者会見で、本杉吉員社長は、「電気料金の値上げなど非常に厳しい経営環境にあるが、当社の経営理念の一つである『新鮮さを・お安く・心を込めて』を胸に刻んで、地域の皆様にお役立ちする店を目指した。お客様の声や要望に応えること、価格一辺倒ではなく、お客様の食卓を豊かに、笑顔にできる提案を目指した。まだ、改善の余地があるが、練馬西大泉店での取り組みを、今後の改装や新店に生かしたいいきたい」と述べた。
半澤高志店長は、「西大泉店のストアコンセプトは、お客様にとって日々アップデートされた『新しい』『買いたい』があるお店とした。SNS、インターネット、TVで話題の商品が買える店、百貨店のように高級な商品ではなく、買いたいと思える価格帯のちょっといいものが買える店にしたい。店舗は、大泉第四小学校前にあるので、子どもも楽しめるイベントを実施して、ファミリー層が来店したくなるお店を目指す」と語った。
<青果売場>

青果では、「店の顔」として鮮度に拘った野菜や旬のフルーツを、日替わりでお値打ち価格で提供する。糖度・熟度・産地(生産者)・品種の切り口で拘った美味しいフルーツを、「こだわりま撰果(せんか)」の名称で販売する。規格外やキズ果など、見た目でなく、味とお買い得感で満足できるフルーツを「得しま撰果(せんか)」の名称で販売する。
<鮮魚鮨>

鮮魚では、季節魚などの「生ネタ」を盛り込んだ「鮮魚鮨」を導入。お鮨や海鮮丼・太巻きなど、最大の品揃えをした。冷凍コーナーでは、「いつでも高鮮度」をテーマに、自社最大規模で展開する。タイパ(タイムパフォーマンス・時間対効果) への対応として、シーフードメインの冷凍ミールキットなどの展開を強化した。
<精肉売場>

精肉では、サシがきめ細かく、脂の旨味に拘った「宮城県産仙台黒毛和牛」を筆頭に、おいしい肉を手頃な価格で提供する。また、黒豚の血統が入り、脂の質・甘味が特徴の「山形県産四元豚」を新規で導入した。「タイパ」への対応として、肉メインの冷凍ミールキットなどの展開を強化した。
<惣菜売場>

惣菜では、食卓応援セレクト「さくらいろたまご」を使用した厚焼き玉子などを中心に「熱厚鉄板メニュー」をコーナー展開した。第13回からあげグランプリ東日本スーパー総菜部門で「最高金賞」を受賞した「東北産むね肉の鶏だし塩唐揚」を販売する。また、限定「手造りワッフル」などのスイーツを「フレッシュデザート」のコーナーで提供した。
<ベーカリー>

ベーカリーでは、店内厨房で、毎日でき立て・焼き立てのパンを提供。自慢の「謹製窯出しチーズケーキ」を始め、「濃厚ガトーショコラ」「タルト」など、こだわりのスイーツを販売する。さらに、季節のフルーツなどを使用した「スイーツデニッシュ」を新規導入し、「フレッシュデザート」のコーナーで提供する。
<プラントベースフード>

グロサリーでは、植物性代替食品「プラントベースフード」をコーナー化し、環境配慮や健康志向のお客などに対応する。また、オートミールやグミ・ナッツなど、トレンドの高いカテゴリーを、定着化に向けて展開を強化した。冷凍食品コーナーでは、カット野菜・ハンバーグの品揃えを増やすなど、「タイパ」への対応の充実を図る。
<冷凍食品売場>

また、惣菜売場前に「フレッシュデザート」をコーナー化し、インストア加工のスイーツやナショナルブランドのスイーツをまとめて展開した。
<フレッシュデザートコーナー>

そのほか、ペットボトルリサイクルの自動回収機を設置し、ボトルtoボトルの循環型リサイクルを推進する。また、1本当り0.2円分を「社会福祉法人東京都社会福祉協議会」へ寄付し、子ども食堂などの子ども支援に役立てる。
■いなげや練馬西大泉店
所在地:東京都練馬区西大泉2-19-1
TEL:03-5905-3041
アクセス:西武池袋線「保谷駅」北口から徒歩16分
西武池袋線「大泉学園駅」北口から、みどりバス「大泉学園町五丁目」行き
「大泉第四小学校」下車 徒歩1分
売場面積:1638m2
駐車場:63台
駐輪場:86台
バイク:8台
売上目標:年商約19億円
営業時間:9時30分~21時30分
従業員:65人、社員13人、パートナー社員52人(166時間/月換算)
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<計画道路の放射第7号線>
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<豊洲市場から入荷した金目鯛>
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<精肉の大容量パック>
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<惣菜の唐揚げ>
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<ひな祭りを意識したディスプレイ>
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<グロサリーの特売コーナー>
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<お酒コーナー>
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<レジ前の日配品コーナー>
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<無料給水コーナーなど>
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<レジはセミセルフレジを導入>
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