婦人・子ども服/1月の既存店売上、4社そろって減
2018年02月16日 09:30 / 月次
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婦人・子ども服4社の1月度の営業概況によると、既存店売上はファッションセンターしまむら4.1%減、アダストリアが2.4%減、西松屋チェーン4.2%減、ハニーズ13.7%減と4社そろって減少した。
■しまむら(2017年2月期:売上高5654億円)
既存店売上(ファッションセンターしまむらのみ)4.1%減、客数1.1%増、客単価3.1%減。
全店売上2.0%減。
1月度は出店1店、閉店0店で店舗数1402店。
1月度は、年末にTVCMを放映し、年末年始は婦人ニットや敷パットなどの冬物商品や入園入学用スーツの売上が好調だった。
しかし、月度後半の寒波襲来により、北陸・西日本の一部で大雪に見舞われた影響もあり、売上は伸び悩んだ。
■アダストリア(2017年2月期:2036億円)
既存店売上2.4%減、客数1.1%増、客単価3.5%減。
全店売0.6%増、客数4.3%増、客単価3.5%減。
出店0、退店28で、1月度末の店舗数は1289店。
ブランド別ではスタディオクリップ、ニコアンド、ベイフロー、バンヤードストームが好調。
アイテム別では、アウター、厚手のニット類、ワイドパンツなどが売上の中心となり、ロゴトートバッグやベレー帽などの雑貨も人気だという。
■西松屋チェーン(20日締、2017年2月期:売上高1362億円)
既存店売上4.2%減、客数4.0%減、客単価0.2%減。
全店売上0.3%増、客数0.5%増、客単価0.2%減。
出店は5店、閉店1店で1月度末の店舗数は951店舗。
年末年始のセール期間において、育児・服飾雑貨では、紙おむつや玩具、服飾雑貨を中心に売上高は好調に推移した一方、子供衣料やベビー・マタニティの売上高は伸び悩んだ。
1月は、新たに5店舗を出店し、1店舗を閉店したことや、インターネット販売の売上高が好調に推移したことで、全社の売上高は増加した。
■ハニーズ(2017年5月期:545億円)
既存店売上13.7%減、客数21.5%減、客単価9.9%増。
直営店売上11.5%減、客数19.6%減、客単価10.0%増。
出店0、退店5、1月末店舗数864店。
1月は、冬物のプロパー消化が進み、セール商品が少なく、1か月を通して客数が伸びなかったことと、後半は大雪の影響もあり、既存店売上は前年を下回った。
商品としては、ジャケット、パンツが売れ筋となった。
中国直営店売上高は、全店で前年比54.0%減、既存店で前年比29.7%減。累計では全店で32.0%減、既存店で11.6%減。
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