婦人・子ども服/9月の既存店売上しまむら6.9%減、TSI6.3%減
2018年10月23日 11:40 / 月次
婦人・子ども服5社の9月度の営業概況によると、既存店売上は、アダストリアが3.2%増、ハニーズ5.4%増と前年同月を上回ったが、ファッションセンターしまむら6.9%減、TSIHD6.3%減、西松屋チェーン6.1%減と明暗を分けた。
■しまむら(2018年2月期:売上高5651億円)
既存店売上(ファッションセンターしまむらのみ)6.9%減、客数1.4%減、客単価3.2%減。
全店売上4.6%減。
9月23日現在店舗数1420店。
9月度は月度上旬に残暑が厳しかったこともあり、夏物処分が進んだ。一方、非常に強い台風や北海道地震、秋雨前線の天候不順により客足が鈍った影響があり、売上は前年実績を下回った。
■アダストリア(2018年2月期:2227億円)
既存店売上3.2%増、客数0.5%減、客単価3.7%増。
全店売1.8%増、客数1.4%減、客単価3.2%増。
出店11、退店8で、9月度末の店舗数は1295店。
9月は、堅調な秋の立ち上がりとなった。
前年と比べ休日が2日多かったものの、地震や大型台風に伴う休業・営業時間変更が客数に影響した。
ブランド別では、グローバルワーク、ニコアンド、レプシィム、ページボーイが好調。
アイテム別では、ジャケットなどのアウター類、長袖シャツやカーディガンなどの秋物商品が順調に売れ行きを伸ばした。
■TSIホールディングス(2018年2月期:売上高1554億円)
既存店小売6.3%減、オンラインショップ11.3%増、計3.0%減
全店小売8.5%減、オンラインショップ10.7%増、計5.0%減
■西松屋チェーン(20日締、2018年2月期:売上高1373億円)
既存店売上高6.1%減、客数4.1%減、客単価2.1%減。
全店売上1.1%減、客数1.5%増、客単価2.6%減。
出店は4店、閉店1で、9月度末の店舗数は984店舗。
9月は、台風の上陸や北海道における地震により、一部の店舗において一時休業するなどの影響もあり、客数が伸び悩んだ。
後半、気温の低下に伴い、子供衣料を中心に売上高が伸びたが、前半の落ち込みをカバーできなかった。
■ハニーズ(2017年5月期:545億円)
既存店売上高5.4%増、客数6.6%増、客単価1.1%減。
直営店売上高5.3%増、客数6.4%増、客単価1.0%減。
出店2、退店0、9月末店舗数870店。
9月は、気温の低下とともに秋物が好調に動きだし、台風や地震の影響はあったが、昨年と比較して休日が2日多かったことで、既存店売上は前年を上回った。
商品としては、スカート、ワンピースが売れ筋だった。
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