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ラーメン・カレー・定食/9月既存店売上いきなり!ステーキなど4社減

2018年10月30日 15:50 / 月次

ラーメン・カレー・定食8社が発表した9月の月次営業情報によると、既存店売上高は王将フードサービス1.8%増、リンガーハット3.3%増、壱番屋8.0%増、大戸屋0.8%増となった。

トリドールホールディングス7.4%減、ハイデイ日高0.9%減、いきなり!ステーキ9.3%減、幸楽苑0.8%減となった。

<いきなり!ステーキ店舗イメージ>
いきなり

■トリドールホールディングス(2018年3月期:売上高1165億円)
既存店の売上高7.4%減、客数6.9%減、客単価0.5%減。

全店の売上高0.6%減。

9月は、北海道胆振東部地震および台風により損失した売上は約2.1億円と推測している。

また、降水量が前年より多く、中でも土日において顕著であったことが客数減を招いた。

■王将フードサービス(2018年3月期:781億円)
既存店の売上高1.8%増、客数1.0%増、客単価962円(1.3%増)。

全店の売上高4.1%増、客数3.3%増、客単価957円(0.7%増)。

9月の新店1店、退店0、9月末で735店舗。

全店売上高は、2月より 8か月連続して過去最高売上を更新。

記録的な豪雨や台風、北海道胆振東部地震など外食企業にとって客数低下要因が多かったにも拘わらず、客数を増加させた。

材料費、人件費の高騰に対し、生産性を高める努力によって価格を据え置くことが可能となり離反客を防止できた。

50周年を記念するスタンプキャンペーン、スマホアプリ導入などの販促活動により、顧客の来店頻度を増加させた。

生ビールキャンペーン、スタンプ2倍押しキャンペーンなどの期間限定販促により客単価、客数とも増加した。

■リンガーハット(2018年2月期:456億円)
既存店の売上高3.3%増、客数0.4%増、客単価2.9%増。

全店の売上高7.3%増、客数4.3%増、客単価2.8%増。

出店6、退店5、9月末全店789店。

■ハイデイ日高(2018年2月期:406億円)
既存店の売上高0.9%減、客数3.9%減、客単価3.1%増。

全店の売上高2.0%増、客数1.4%減、客単価3.4%増。

出店3、退店0、店舗数420店。

■幸楽苑(2018年3月期:売上高385億円)
既存店の売上高0.8%減、客数5.8%増、客単価6.2%減。店舗数469店。

全店の売上高4.2%増、客数3.8%増、客単価0.3%増。店舗数521店。

■ペッパーフードサービス(2017年12月期:売上高362億円)
ペッパーランチの既存店の売上高7.3%増、客数7.5%増、客単価0.2%減。

全店の売上高12.7%増、客数12.8%増、客単価0.0%。

国内店舗数144店。

レストラン事業の既存店売上高8.0%減、客数9.8%減、客単価2.0%増。

全店の売上高21.5%減、客数24.1%減、客単価3.3%増。

国内店舗数16店。

いきなり!ステーキの既存店の売上高9.3%減、客数9.4%減、客単価0.2%増。

全店の売上高92.1%増、客数88.9%増、客単価1.7%増。

国内店舗数326店。

■壱番屋(2018年2月期:売上高494億円)
既存店の売上高8.0%増、客数7.6%増、客単価0.4%増。

全店の売上高8.0%増。

出店3、退店3。店舗数1466店。

客数は、台風の上陸等による落ち込みがあったものの、全国でテレビCMを行ったことや曜日回りが良かったことの影響により、7.6%増。

客単価は、9月から都心エリアの一部の店舗においてポークカレーなどの価格を見直したことにより、前年比0.4%増となった。

■大戸屋(2018年3月期:262億円)
既存店の売上高0.8%増、客数3.1%減、客単価4.0%増。店舗数292店。

全店の売上高0.2%減、店舗数354店。

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