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イオン/1月既存店、年始セールの前倒しでイオンリテール2.8%減

2021年02月10日 15:10 / 月次

イオンが2月10日に発表した1月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール2.8%減、イオン北海道1.0%増、イオン九州3.7%増だった。

一方で、スーパーマーケットのマックスバリュ東海5.7%増、マックスバリュ西日本6.4%増となった。ミニストップは5.7%減だった。

ドラッグストアのウエルシアホールディングスは7.8%増で、4カ月連続で前年を上回った。

<主な連結各社の月次売上高前期比伸び率一覧>
主な連結各社の月次売上高前期比伸び率一覧

1月7日と13日に一部の都府県を対象として発出された緊急事態宣言において、飲食店の営業時間短縮、不要不急の外出・移動の自粛、テレワーク推進などが打ち出されたことにより、外出に関連する商品・サービスの売上動向に影響があったものの、食品などの生活必需品の売上が再び大きく伸長した。

GMS事業の中核企業であるイオンリテールは既存店ベースで前年を下回る売上となったが、年始のセールを年明け前から前倒しで実施したことや新年の外出・移動の自粛により三が日の売上に影響があったことが主な要因であり、4日以降の売上は、まとめ買い需要への対応を強化した食品の売上が前年を大きく上回ったことにより前年並みの実績だった。

SM(スーパーマーケット)事業各社、SMのマックスバリュ北海道・九州と、それぞれ2020年3月、9月に合併したイオン北海道、イオン九州は、食品需要を追い風に売上が伸長した。

ヘルス&ウエルネス事業は、前年1月下旬からマスクの売上が急増したことによる反動影響が一部含まれているが、既存店売上は前年を上回る実績となった。

なお、イオンリテールは2020年3月1日付で、東北エリアの食品事業などをイオン東北(旧マックスバリュ東北)に移管した。7月から、既存店前期比は移管後に一部残った東北事業部を含めた7カンパニーの実績としている。

イオン北海道は2020年3月1日付で、マックスバリュ北海道を吸収合併し、マックスバリュ東海は2019年9月1日付で、マックスバリュ中部を吸収合併している。イオン九州は2020年9月1日付けで、マックスバリュ九州と合併した。

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