ファミリーレストラン/3月既存店売上高ロイヤルホスト3.2%増、4社減
2021年04月23日 13:40 / 月次
ファミリーレストラン主要5社が発表した3月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく6.3%減、サイゼリヤ8.7%減、セブン&アイ・フードシステムズ15.3%減、ジョイフル6.9%減、ロイヤルホスト3.2%増と、ロイヤルホストのぞく4社は前年同月を下回った。
客数は、すかいらーく13.9%減、サイゼリヤ9.7%減、セブン&アイ・フードシステムズ18.1%減、ジョイフル10.3%減、ロイヤルホスト5.3%減だった。
客単価は、すかいらーく8.9%増、サイゼリヤ1.1%増、セブン&アイ・フードシステムズ3.4%増、ジョイフル3.7%増、ロイヤルホスト9.0%増となっている。
■すかいらーく(2020年12月期:売上高2884億円)
既存店売上高は6.3%減、客数13.9%減、客単価8.9%増。全店売上高8.8%減。
昨年3月は既にコロナ禍の影響が出始めていたため、既存店売上高前年比は6.3%減に留まるが、既存店売上高2019年対比では29.1%減と依然として厳しい水準にある。
3月21日を期限に緊急事態宣言が解除。1都3県を含め、約1800店舗で21時までの営業となった。デリバリ―売上前年比約50%増、テイクアウト売上前年比約90%増だった。
緊急事態宣言解除後、店内飲食需要が徐々に回復。ガストでは、顧客からの要望により復活した「チキテキ」、野菜をふんだんに使った「キーマカレー」の販売が好調。ステーキガストではグランドメニューを全面リニューアルした。「こぶしハンバーグ」、「みすじステーキ」、「赤身ステーキ」を中心に好みに合わせて組み合わせもできる商品を拡充している。
自粛疲れの顧客に外食と旅行気分を楽しんでもらうため、夢庵と藍屋で産地・銘柄にこだわった「越中富山フェア」を開催。プレゼントの疫病退散のお守り「クタベの護符」も好評だったという。
新規出店は、しゃぶ葉・むさしの森珈琲各1店舗、台湾3店舗。
業態転換は、しゃぶ葉・La Ohanaへの転換各3店舗、むさしの森珈琲への転換2店舗、バーミヤンへの転換1店舗。
2021年1~3月に転換した40店舗は、転換前と比較し、約60%売上が増加したという。
■サイゼリヤ(2020年8月期:売上高1268億円)
既存店売上高8.7%減、客数9.7%減、客単価1.1%増。店舗数1043店。
全店売上高8.2%減、客数9.1%減、客単価1.0%増。店舗数1092店。
休業9店、閉店2店だった。
3月の既存店売上高は、土日祝祭日による日数が、前年同月よりも2日少なく、4%ポイント程度マイナスに影響した。
「テイクアウト客数=テイクアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テイクアウトによる客数として加味している。
■セブン&アイ・フードシステムズ(2021年2月期:売上高508億円)
デニーズ
既存店売上高15.3%減、客数18.1%減、客単価3.4%増。
全店売上高21.4%減。
■ジョイフル(2020年6月期:売上高623億円)
既存店売上高6.9%減、客数10.3%減、客単価3.7%増。
全店売上高19.1%減、客数22.0%減、客単価3.8%増。
出店0、退店1、店舗数合計590店。
■ロイヤルホールディングス(2020年12月期:外食事業462億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高3.2%増、客数5.3%減、客単価9.0%増。
月次 最新記事
一覧最新ニュース
一覧-
- ファミマ/定番日用品40アイテムを値下げ
- 04月23日
-
- PPIH/ハワイに日本食品そろうスーパーをオープン
- 04月23日
-
- 日本生協連/3月の総供給高0.4%増、7カ月連続プラス
- 04月23日
-
- バロー/3月の既存店売上高10.1%増
- 04月23日