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日本気象協会/福岡市で商品需要予測実験、売上増・食品ロス削減に効果

2021年04月23日 13:30 / IT・システム

日本気象協会は4月23日、福岡市で行った小売事業者8社が参加した商品需要予測サービス「売りドキ!予報」活用実験の結果を発表した。

<「売りドキ!予報」活用実験>
「売りドキ!予報」活用実験

「売りドキ!予報」は 日本気象協会が自社で保有する過去の気象データとTrue DataのPOSデータを解析して、当日・週間の需要予測を7ランクの指数で予測する「需要予測指数」「気象情報」「販促カレンダー(MDカレンダー)」を搭載したWEBサービス。広域エリアの商品売り上げと気象データを関連づけている。

実験では通常の「売りドキ!予報」で提供する660種以上のカテゴリの需要予測指数に加え、福岡市で消費量の多い商品、廃棄傾向の多い商品を追加した福岡市オリジナルの「売りドキ!予報」を採用した。

福岡市での実験の結果によると、参加した事業者8社中7社が、実証実験期間内で「売り上げが増えた」、8社中6社が廃棄ロスを「減らすことができた」と回答した。

また、実験では発注・製造・陳列量の調整、店舗スタッフの増減を決定するために「売りドキ!予報」の情報を活用した店舗が多かった。特定商品の拡大販売戦略のために、店内アナウンスや接客時に情報を活用した店舗もあったという。

この成果を受けて、日本気象協会は全国の中小規模小売店が「売りドキ!予報」を手軽に導入にできるよう、サービス申し込みのオンライン決済を同日開始した。

オンライン決済ではサービス価格は月額税込8800円(全国から予測する地域を選択可)、福岡市内の小売事業者は(福岡市の予測のみ閲覧可)2021年度無料・2022年度月額1100円。通常申込は月額1万560円となっている。

■「売りドキ!予報」オンライン決済プラン
https://ecologi-jwa.jp/apply/

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